茅ヶ崎市東部の住宅街・緑が浜に、カブトムシやクワガタを見ながらお食事が出来る「源氏虫64カフェ」（ゲンジムシロクヨンカフェ）が8月4日にオープンしました。昆虫のカフェ？と思うかもしれませんが、想像よりもマイルドな雰囲気で大人から子どもまで楽しめる空間になっています。

「源氏虫64カフェ」があるのは、海沿いの浜須賀交差点から少し入ったチサンマンションの1階。先日、平塚駅前に移転オープンした3rd place cafeさんがあった場所で、入口付近にあるこちらのフラッグが目印です。

昆虫カフェらしい雰囲気の引き戸を開けて入りましょう。店名になっている源氏虫とはカブトムシのこと、クワガタは平家虫とも呼ばれていて、こちらではランチメニューの名称でも使われています。

店内は清潔感あふれるスッキリとした印象。2名掛けのテーブル席が2卓とカウンター席が2つ、6名入ればいっぱいになってしまう可愛らしいカフェです。

テーブル席奥の壁に店名の由来にもなっているたくさんのカブトムシやクワガタが展示されています。僕はヘラクレスオオカブトを見たのがはじめてだったのですが、その大きさにびっくりしてしまいました。他にも突然変異のオオクワガタの雌雄モザイクの生体など、なかなかお目にかかれないものもいたりします。今はシンプルに並べてあるだけですが、これからポップなども作成してパッと見て種類がわかるようにしていくとのことで楽しみです。

カブトムシやクワガタですが、壁の棚からケースごと出して手元で見るのはOKですが、個別のケースを開けてしまうのはカフェなのでNG。それでも間近で見るとかなりの迫力で、後から来店したお子さま方は大興奮でした。

気になるカフェメニューはこんな感じ。プレートランチの名称が「切り株プレート」になっているのが昆虫カフェらしくていいですね。メインの中身は時期によって変わるようで、この日は源氏虫がおろしハンバーグ、平家虫がグリルチキン。カブトムシやクワガタをイメージしたメニューですが、昆虫食ではないので誰でも気軽に食べられる内容です。メニューは絞られていますが、お子さま向けにキッズプレートやおにぎり、アイスもあります。

注文した「源氏虫の切り株プレート」が登場！カブトムシ型のマッシュポテトが可愛いです。この日は200円プラスしてごはんを「おがくずおにぎり」にしてもらいました。おがくずといっても実際にはイワシの削り節で人間が問題なく食べられるもの。切り株の上で野菜に集まるカブトムシ感が出ています。お料理はオーダーごと丁寧に作ってくれているのでお味も大満足。新たな隠れ家カフェの登場を感じさせてくれます。

まだオープンしたばかりなので店内には開店祝いのお花も飾られていました。カブトムシやクワガタについてはご主人が、お料理は奥さまが担当されています。ご主人はお仕事の兼ね合いもあって不在の時もありますが、お店にいる時はカブトムシやクワガタについて熱く語ってくださいます。公式のInstagramは昆虫が苦手な人にも配慮して、カフェ用とカブトムシ・クワガタ用に分けて運用されています。これからイベントやキャンペーンの開催も予定しているので、フォローしてぜひ訪れてみてくださいね。