【神戸市中央区】ボタンを押すだけでヒンヤリシートに 無料で使えるクールベンチを体験してみよう
ボタンを押すだけでベンチの座面が自動的に冷やされるというクールベンチが神戸市に二か所設置されています。自動で冷えるベンチ、どんなものなのか興味津々です。猛暑の夏を乗り切るのに使えるのか、そのクールベンチを実際に試してきました。さて本当にそのベンチは冷えていたのでしょうか。
クールベンチはこうべ花時計前と王子動物園に設置
このクールベンチとは神戸市と神戸高専が熱中症対策の一環として実証実験しているものです。それに今回は太陽光発電を扱う企業も参加してソーラーシステムで電力を供給。この装置が誰でも自由に無料で使用できます。
クールベンチは三宮の東遊園地にあるこうべ花時計前と王子動物園の二か所に設置。今回訪れたのはこうべ花時計前にあるクールベンチです。なおソーラーシステムで電力供給されているのはこうべ花時計前にあるクールベンチです。
クールベンチの使い方は、まず横にあるボタンを押します。ボタンの横にあるランプが緑色に変わったら使用できるという合図。そしてベンチをふたを開けるという流れになります。
こちらがボタン部分。ここを押してランプが緑色になれば使えます。この写真では緑色になっているので使用可能な状態ということ。次に木製のふたを開きます。
木製のふたを開くと白いパネルが敷かれています。この上に座ります。実際に座ってみると最初はあまり温度の変化は感じません。しかし、しばらくするとじわりとパネルの部分が冷えてくるのを感じてきました。さらに時間が経つと冷たくなっているのがはっきりと感じます。手のひらでシートと木製部分を同時に触れるとその温度は歴然と違います。
確かによく冷えは感じることできました。ただ冷える箇所ははおしりに当たるシートの部分のみ。できれば背中に当たる部分にもシートがあればより体を冷やすことができていいかなというのが実際に使ってみての感想でした。
このクールベンチの仕組みは、ボタンを押して電流が流すとシートが冷却されるという種類の半導体の性質を利用して作られているものだそう。そしてその電力は地面に設置されたソーラーパネルから供給されています。SDGsの観点も考慮した冷却シートということですね。クールベンチは9月下旬頃まで設置予定されているとのことです。
このクールベンチ、1回5分で自由に試すことができます。いちどクールベンチでの冷却体験してみてはいかがでしょうか。
神戸花時計
神戸市中央区加納町6丁目
JR三ノ宮駅 徒歩約10分