「郵送されたクリスマスの生ケーキが崩れていた」と怒りのツイートで大炎上。繰り返される宅配ケーキ炎上
「知人からプレゼントして貰ったクリスマスケーキが宅配で届いたので、開封したところ崩れていた。郵便局ふざけるな」と怒りのツイートをした人物が炎上しています。
郵便局に「クレームを入れた」とツイート
問題のツイートは「親子で楽しみにしていたクリスマスケーキ。宅配で届くということで届いて早速開けてみるとこれ」と、崩れてぐちゃぐちゃになったケーキの写真と一緒に投稿されたものです。
このツイートに対し「生ケーキを郵送したら崩れるのは当たり前」、「郵便局は悪くない」といった指摘がされるようになりました。
「蹴り飛ばしてやろうかと思いました」「裸で謝りにこい」
ここまでなら炎上とは言えないほどのよくあるやり取りですが、その後のツイートで
- (配達員が)無言で突っ立っているので蹴り飛ばしてやろうかと思いました
- 「何時になってもいい、お金は払うから、代わりのケーキをすぐに探して届けろ。できやんのなら裸で謝りにこい。」と旦那が言ってしまった
- 先程、課長2名がシャトレーゼのケーキを片手に謝罪に来ました、、、いや遅すぎる!!!!18時にクレームの電話してるのに21時に謝罪って!!!!
など、脅迫とも取れるクレームをしていたことや、常識的には考えられない主張をしていたことがわかり批判が殺到。手がつけられない炎上状態となりました。
怒りのツイートは最終的に12,000リツイート以上もされ、引用コメントもほぼすべてが批判的。投稿した人物はアカウントを削除してTwitterから消えました。
楽天市場でも「クリスマスケーキが崩れていた」と炎上
また、Twitterのクリスマスケーキ炎上の話題の影で、楽天市場でも「ケーキが崩れていた」と炎上しています。
こちらは上記のような個人間やり取りではなく、店舗「西内花月堂 楽天市場店」が販売した5,000円のクリスマスケーキが崩れていたというもの。
商品のレビューページにはぐちゃぐちゃになっているケーキの写真とともに★1の批判コメントが殺到。
ただ、「形は大丈夫だった」とのレビューも一部あることから、宅配というより冷凍が不十分な状態のケーキが多数あったことが原因かと思われます。
その後、お店側はお詫びページで対象のお客に対して返金を発表しました。ただ、そのなかで「味や品質等には問題ございません」と書いていたことから不必要に延焼しています。
謝罪文では余計な言い訳はしないようにしたいものです。
繰り返される「宅配ケーキ崩れていた」炎上
近年はケーキを通販で買えるようになり「ケーキを宅配で送っても良いんだ」と認識されつつあります。しかし、宅配で送れるものは冷凍ケーキに限ります。
生ケーキをそのまま送れば前者の個人のようになりますし、冷凍状態が不十分であれば店舗から購入したとしても後者のようになります。
前者も後者も宅配業者が悪いわけではありません。たとえばクロネコヤマトは冷凍ケーキは取り扱えるものの、「冷凍でも崩れやすいデコレーションケーキは送れません」と案内しています。
つまり宅配ケーキが崩れる原因は、発送元が冷凍状態や商品の固定が不十分なケーキを送ったか、案内を守らず(知らず)に崩れやすいケーキを送ったためであることがほとんどです。
にも関わらず宅配ケーキが崩れていた場合、その不満の矛先は宅配業者に向かいます。そしてそれをTwitterなどネットで発信すると、逆にその発信者が炎上してしまうのです。
たとえば2017年には「クロネコヤマトのクール便ほんとにひどくて泣いてる」と、やはり崩れたケーキの写真付きでツイートした人物が逆に炎上する事例がありました。
2018年から2019年にかけてはキャラクターをプリントしたケーキを販売するプリロールが、「ケーキが崩れていた(参考事例1,2)」としてプチ炎上していました。
楽しみにしていたケーキが崩れていたのはショックだと思います。けれど、その不満を宅配業者にぶつけるのはやめた方が良いです。仮に宅配業者の責任だったとしても、その確認が取れるまでは怒りをSNSなどで発信するのはやめることをおすすめします。
ちなみに店舗で購入したケーキが崩れていた場合、多くは返金か再発送での対応となるようです。クリスマスに楽しみにしていたケーキが食べられないのは残念だと思いますが、宅配ケーキにはリスクがついて回るということにご注意ください。