嬉野温泉名物トロトロ湯豆腐を自宅で簡単に再現してみた!
こんにちは。
温泉ジャーナリストの植竹深雪です。
さて
突然ですが佐賀県にある嬉野温泉ってご存知ですか?
嬉野温泉とは?
佐賀県にある嬉野温泉。
ここは日本三大美肌温泉のうちのひとつと称されています。
(あと2つは栃木の喜連川温泉と島根の斐乃上温泉)
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。旧泉質だと重曹泉。
とろりとした浴感で泉質が持つ力で皮脂や汚れ等を乳化して洗い流し、角質化したお肌は滑らかに。湯上りはまるで一皮むけたようなつるつるスベスベの肌にぐっと近づくという温泉です。
飲泉可能なところならば、温泉を飲んでカラダの中も整えるのもよき。
飲めば胃腸や肝臓等の機能を活性化させるという効果も大いに期待できます。
嬉野温泉名物温泉湯豆腐
美肌にも身体にもいい嬉野温泉。
実は温泉使ったご当地グルメもとても人気があります。
嬉野温泉湯豆腐
嬉野温泉に行ったらぜひ食べてみてほしい名物料理が、温泉湯豆腐。
しっかりとした木綿豆腐が、温泉の力で角が取れてほろほろに。
弱アルカリ性の重曹泉によってトロトロの湯豆腐となって煮汁も豆乳色になり、
淡雪のようにとろけるような食感に変わるのが絶妙でおいしいご当地グルメです。
温泉街でも温泉宿でも
嬉野温泉を使ったトロトロ湯豆腐をいただくことができます。
どこでいただいても個性が溢れていて甲乙付け難い程おいしいので、食べ比べもオススメ。
嬉野温泉豆腐再現レシピ
嬉野温泉はそもそも重曹泉。
そう、重曹とついていると思い浮かべるのがアレ。
自宅に常備されている方が多数であろう、重曹の粉。
この重曹の粉って実は優れものなのです。
洗顔フォームやボディーソープにごく少量の重曹を少し混ぜて泡立てるだけで、
重曹泉の温泉に入った湯上がり後のお肌にだいぶ近づくことができるのですが、
実は嬉野温泉豆腐もこの重曹を使うだけで、簡単に再現できます。
レシピというほどでもありませんが……
一応まとめますと
1)調理水を作る 水500mlに重曹小さじ1と塩を混ぜて溶かす
2)鍋に豆腐とキノコ類や白菜等を入れて、事前に作っておいた調理水を注ぎ火にかける
*蓋はしない
3)汁が少し濁り始めたら弱火にする。薄く膜が張ってきたら火を止めて蒸らして出来上がり
ポン酢でも胡麻ダレでもおいしかったです。
今回舞茸を入れたら黒くなってしまったけど、
他のキノコを少量入れるくらいならば豆乳色になります。
嬉野温泉豆腐の人気店佐嘉平川屋では、鍋の後の〆で雑炊が出るのですが、
自宅でも雑炊までおいしいのでオススメ。
まだまだ肌寒い日が続くので、ぜひ自宅で簡単に温泉湯豆腐でポカポカになりつつ、
身体を整え、さらに美肌にぐっと近づけてみてはいかがでしょうか?
植竹深雪 |温泉ジャーナリスト/温泉専門家
国内外3000湯以上の温泉に入り、1300泊以上の温泉宿に投宿。
温泉旅は取材などだけではなく基本的に自費で温泉を巡る。
消費者目線にて、自分の目で見て感じた温泉や温泉地の魅力や現況などをテレビの人気情報番組や雑誌等各種メディアに発信、情報提供など行う。
女性誌precious.jpで連載中。
著書「からだがよろこぶ!ぬる湯温泉ナビ」(辰巳出版)