選ぶのやめたら時短になった!がんばらなくていい「モノ選び」のコツ。
岐阜県で活動している整理収納アドバイザーの高桐久恵です。
私達は知らず知らずのうちに『選ぶ』という行動を日々行っています。
朝起きて何を食べるかを決める。着ていく洋服を選ぶ。顔を洗うのが先か、トイレに行くのが先かなんて小さいことも全て選択していることなのです。
実は『選ぶ』という行為はとてもエネルギーを使う事で、一日にどれくらいの量までなら選べるというキャパシティもあるとか。
物が多いということは選択肢がそれだけ多いということです。
人生において大事な選択に時間を割けるように、選ぶ必要のないものはあえて選ばないという方法があります。
今回は我が家で行っている、あえて選ばないようにしているアイテムをいくつかご紹介させていただきます。
箸は家族全員同じもの。
パパの箸、ママの箸、息子の箸、娘の箸というように家族みんなの専用の箸が決まっているお宅って多いですよね。しかし収納場所は同じなので1膳探すのに時間がかかるという事はないでしょうか?
下手すると片方がなくなってしまったまま、何年も使わずにもう片方だけが残ってしまっているお宅もよくお見掛けします。
我が家では無印良品で家族分の同じデザインの箸を購入しました。おかげで何も考えることなく人数分の箸をがばっと取り出すだけで配膳に取り掛かれます。
靴下も全部同じもの。
私の仕事用の靴下は全部黒の同じものです。畳まなくても2枚取り出すだけでOK。片方に穴が空いてしまっても1枚捨てればいいだけなので節約にもなります。
食器はどんな料理にも合うものを。
食器は料理を引き立たせてくれる大事なアイテムですね。しかし私たちの食卓は和食や中華、イタリアンやフレンチなど和洋折衷な料理が並びます。
中華は中華用の皿などと選んでいるとスペースもとられますし、その分時間もかかります。
我が家ではどんな料理にも合うデザインや質感の食器を選ぶようにしています。
仕事の洋服は制服化する。
仕事に行く際は毎回同じシャツとパンツで行っています。制服化することでコーディネートに悩む時間はなくなり他のことに時間が使うことができるようになりました。
その分、プライベートの私服は楽しく選んでいます。
選びたいものだけを選ぼう。
人それぞれ選びたいものと特に選ばなくても問題ないアイテムがあると思います。『選ぶ』楽しさがあるものは大事にして、ストレスを感じるものはなくしていく。
ちょっとしたことですが『選ぶ』から解放されると思っている以上に楽です。
今一度、選ばないという選択肢も暮らしの中に取り入れてみて下さいね。
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。