夏の入浴法で疲労回復
|風呂の効果を知ろう
梅雨の明け、本格的な夏到来、ランニング後さっぱりしたいので、ついシャワーになりがち、一日の疲労を取るためにも風呂に入って疲労回復しましょう。そのお風呂の効果は!
3つの効果
1.温熱作用;夏であれば38度(冬なら40度)、温熱作用により皮膚の毛細血管及び皮下の血管を広げ、血流を良くします。
効果
①体内の老廃物や疲労物質の除去、血流が良くなるので筋肉の張りやこりをほぐします。
②内臓の働きをサポート。自律神経をコントロール、腎臓の働きも良くし利尿作用を促します。
③ヒートショックプロテイン(HSP)が生成され、細胞が活性化し、免疫力アップ。
2.浮力作用;お風呂やプールなどに入ると浮力が働きます。お風呂に入ると体重の1/9程度の体重になり、関節や筋肉の負荷が減ります。そこで、ストレッチを行うことで柔軟性や筋疲労を取り除いてくれます。
3.水圧作用;お風呂に入ることで水圧がかかり、特に脹脛など圧迫し、疲労物質などを心臓に戻したり、浮腫み改善に繋がります。
|夏の風呂の注意事項
- 40度以上など温度が高い;お風呂はリラックス効果するためには38~39度にとどめる必要があります。40度を超えると交感神経が働きます。更に汗を大量にかくので、脱水症状や入浴後、大量に汗をかき湯冷めを引き起こします。
- 入浴時間は20分程度まで;リラックスるには最高でも20~30分までに留めましょう。30分を越えると皮脂が失われ肌の乾燥を生んでしまいます。
|夏用の入浴剤で更に疲労回復
入浴剤を入れれば、更に効果が増します。効果は保湿、保温などありますが、入浴剤を季節によって使い分ける必要があります。
清涼感のある入浴剤を
・炭酸ミント系;夏は湿度もあり身体がべとつく季節、保湿保温性の高いアルカリ性タイプは冬場に適しています。炭酸系は酸性など爽快感を得られます。
・塩素除去;入浴剤は塩素を取り除いてくれます。塩素で肌がピリピリする方には入浴剤は必須です。
入浴法を知り、疲労回復に努めるためにもシャワーだけでなく週2~3回程度お風呂に入って心身ともにリラックスしましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.