Yahoo!ニュース

小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)【会津若松市】手作り手描き模様の絵蝋燭 気持ちを伝えたい贈答用に購入

あいづ くらし地域情報発信ライター(会津若松市・会津美里町)

休みの日、飲食・観光・会津ぶらぶらしています「あいづ くらし」です。
(年中ぶらぶらしているわけではない)

写真は、贈答用に選び購入したものです。
絵柄は南天(なんてん)、季節感としては10月〜1月頃。
絵蝋燭の草木は基本、季節に合わせます、雪国会津では、花の咲かない(手に入らない)季節に仏壇に供えられたりもしました。
昔ほど季節感に拘らずとも、絵柄を楽しめば良いかと思っています。

小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)

小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)は、国道121号線を北へ向かいアーケード(神明通り)の始まる手前を左折して、すぐ左です。逆方向からだと、アーケードの終わりを右折してすぐ左。

神明通り(アーケードのある通り)は、現在の東邦銀行、みずほ銀行、会津郵便局のある交差点はその昔はT字路でした。狭い道路で左右に分かれる感じです。
「神明通り」(アーケードのある通り)は、入口が1つの出口が2つというイメージだったので、小小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)は、神明通りの手前(入口)にあるわけです。

この建物は平成26年度「美しい会津若松景観賞受賞建造物」として表彰。
明治初期の店構えで、佇まいに時代を感じます。

会津絵蝋燭(絵ろうそく) 歴史

会津のは室町時代中期の会津の領主 蘆名 盛信(あしな もりのぶ、蘆名11代当主)が漆樹の栽培を奨励した事に始まります。
会津の蝋燭(ろうそく)はこの漆の実から採取した蝋(ろう)から作られます。
1581年18代蘆名 盛隆(あしな もりたか)は、信長に蝋燭1000挺を献上したと記録があります。
1590年に会津の領主となった蒲生 氏郷(がもう うじさと)も、産業として漆工芸を奨励。前の領地であった日野(滋賀県)から木地師や塗師、蝋燭(ロウソク)職人を呼び寄せ技術を伝承させました。
漆が産業となっていた地では漆の実から蝋燭が、漆が産業になっていないところでは、ハゼの実やその他のものから蝋が採取されています。

小澤ろうそく店(小澤蝋燭店) 店内

手作り手描き模様の絵蝋燭を作っている小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)ですが、線香なども置いてあります。(仕入れ販売)

所々に年代物らしきものがあります。

行灯、行燈(あんどん)

元々は持ち運び用だった為に「行灯、行燈」という字になっています。それを唐音(とうおん)読み*1したので「あんどん」です。
持ち運び用は提灯が使用されるようになったので、据付型が主流になりました。
*1唐音読み(とうおんよみ):平安時代中期以降、江戸時代末期までに中国から入ってきた字音

2023年1月の買い物時の写真。
写真左の蝋燭は、蜜蝋で、仕入れ販売しているもの(会津でなくても買える)。
使い勝手が良さそうなので買いました。
会津の絵蝋燭は、サイズが色々あって、大きなものは普通の仏壇には入らないほどの大きさがあります。
また、芯が太く、炎が大きめ、それでいて長持ちするのが特徴です。

【小澤ろうそく店(小澤蝋燭店)】
所在地:〒965-0877 福島県会津若松市西栄町6−27
電話:0242-27-0652
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
ホームページ:会津絵ろうそく

会津絵ろうそくを自分の家用に買ったことがありません。
本当は、会津絵ろうそくに火を灯した写真を使いたかったのですが、そんなわけで家に使える蝋燭がなかったので諦めました。
今度、小さいのを(短いのを)買いたいと思ってます。
(普通サイズでもいいんだけど、家の仏壇が小さいので)

* 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
本内容に関しまして、yahoo及び店へお問い合わせはご遠慮ください。

地域情報発信ライター(会津若松市・会津美里町)

福島県 会津地方をブラブラして紹介するサイト「会津暮らし」を運営。縁があって、Yahoo!ニュース エキスパートの地域クリエイター(担当:会津若松市・会津美里町)になりました。

あいづ くらしの最近の記事