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対日レーダー照射に"監視の穴"も…韓国軍事行政の「闇」 #専門家のまとめ

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト
2019年11月に韓国へ亡命を試みた北朝鮮の木船(韓国統一省提供)

脱北者4人が木船に乗って日本海上の北方限界線(NLL)を越えて韓国に亡命したことを受けて、韓国軍当局の警戒態勢に穴があったのではないか、との疑問が浮かんでいる。こうした問題の真相は客観的に見極めにくいのだが、そうした難しさは文在寅前政権のある「政策」で拍車がかかったかもしれない。

▼漁民から「不審な船がある」という通報があってから、軍が接触するまで2時間半かかった。

▼文在寅は軍の情報機関である機務司令部を解体した。「防諜」が最大の任務だったが、それ以外にも様々な問題を調査していた。

▼韓国軍の警戒に捕捉されず南下した北朝鮮の小型木造船ついて、文在寅政権は噓をついた。

デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。

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