ハード系のパンが充実！大人な三重パン旅をナビゲート！

旅するパンマニア　片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国の美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く１万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは！」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。

名古屋駅から近鉄の特急にのり１時間20分くらいのところにある伊勢市駅。こちらの駅を下車する観光客の方の大半は伊勢神宮参拝が目的だと思うのだけれど、是非、参拝の後に立ち寄ってもらいたいパン屋さんが外宮参道沿いにあります。駅からは徒歩5分くらい。ひたすら外宮に向かってまっすぐ歩いていると右手に見えてくる「パン屋 麦」

インスタにはオープン時間は書いておらず、食べログは11時から、Googleは10時からとなっているのですが、私が行った8月の時点では10時からオープンしておりました。入店し半円を囲むようにパンが並べられ奥には厨房が見えます。

開店直後の10時に時点では、ハード系のパンが多い印象。三重の小麦粉を中心に使った、シンプルな食事系のパンで、食材にこだわり、伊勢の水を使い多く焼いているんですって。その日の気温や湿度、風などを感じながら日々調整しているのだそうですよ。

会計を済ましお店を出る頃にはさらに続々とパンが出てきたので、種類多い状態で選びたいのであれば11時近くになってから訪問した方が良いかも。

カンパーニュ、ごまとクミンを実食

人気ナンバー１のカンパーニュ。粗挽きの小麦カリフォルニアのオーガニック小麦、三重県産の小麦や、ライ麦、全粒粉を使ってシンプルに焼き上げたパンで、お店のイチオシパンでもあるのだそう。ちなみにカンパーニュは「田舎」という意味があります。

むぎゅっとキメがつまっており、クラスト（外側）はさっくり食感。そこまで酸味はないので、ライ麦や全粒粉が初心者の方でも食べやすいかも（個人的にはもっと酸味のパンチがあってもOK）クラム（内側）はペタっと舌にからみつくような瑞々しさもあり、それでいてキメがつまっていて滋味深い味わい。

香ばしいごまとスパイシーなクミンの香りを楽しむパン「ごまとクミン」。クミンは生地に練りこまれていて結構、クミンの味と香りが強いです。食べている時にプチっとした食感がこれまた良いアクセントになっています。

オープンサンドなどの土台なパンとして食べるのも良いと思うけれど、個人的には、このパンチある味わいを単体で楽しみたいですね。ちなみにクミンって、刺激性のある苦めの香りで、カレー粉やチリパウダーを作る時に必須のスパイスなのだそうですよ。カレー以外にもスパイシーな料理や肉料理にも使うらしいので、それらの食事のお供にもよさそう。

今回は伊勢神宮参拝前に購入したので、日持ちしそうなハード系のパンを2種類買いましたが、参拝後に立ち寄り惣菜系だったり甘めなパンを食べても美味しそうですよ。

動画でサクっと「パン屋 麦」の様子を知りたい方は、こちらのvlogの2分40秒あたりからチェックできます。