【富山市】香りと味の変化を堪能する中国茶体験!プーアル茶専門店「新雨軒」
富山大和から富山県護国神社へと続く「平和通り」。道り沿いにあり、以前から気になっていたプーアル茶専門店「新雨軒(シンウーケン)」にうかがいました。
プーアル茶専門店「新雨軒」について
プーアル茶専門店「新雨軒(シンウーケン)」は、昨年11月にオープンしました。新雨軒では、プーアル茶や紅茶、緑茶などをイートイン・テイクアウトできる他、プーアル茶葉や茶器を購入することもできます。
プーアル茶は産地で加工される「後発酵」のお茶。ワインのようなイメージで、ゆっくり発酵されるため、加工後の年数の長さによっても美味しさが変化します。
新雨軒で中国茶体験!
せっかくの機会なので、自分でプーアル茶を淹れる体験をさせていただきました。
店内は、和風とも北欧風とも違った、中国風のインテリアが醸し出す独特の雰囲気。広々としていて清潔感がありつつ、家具や茶器などから古典的な魅力が滲み出ていました。
まずは、どのお茶をいただくかを決めます。プーアル茶は大きく2種類、自然発酵の「プーアル生茶」と人工発酵の「プーアル熟茶」です。さらに、同じ茶葉であっても採れる山によって風味が異なるとのこと。
今回は、プーアル生茶の「景邁山(けいまいざん)」を選択しました。
まずは、茶器をお湯で温めます。お湯を捨てるための器は、私には馴染みがなく、この“捨てる”という行為に初めは少し違和感を感じました。
「中国茶は香りが大事」とお店の方が教えてくださり、茶器を温めたり、茶葉を開いて香りを出すために初めに注いだお湯を捨てたりするということに納得感を持つことができました。
淹れたお茶は急須にそのまま入れておくのではなく、公道杯(くどうはい)という茶器へと移します。そうすることで、お茶が濃く出過ぎたり、注いだときの味のブレを少なくしたりします。
景邁山のプーアル生茶は、独特のコクのある香りと甘さが印象的。飲んでいると、優しい気持ちになり、身体が温まってくるように感じられました。お菓子でお口直しをしてからプーアル茶を口に含むと、何度でも新鮮な美味しさが蘇ります。
最初の3煎目まではとくに、淹れる時間によって異なる濃さと、それに伴う絶妙な味の変化が楽しめるため、自分好みの具合を見つけていくのがすごく面白かったです。
店内利用の際のプーアル生茶は、お茶菓子がセットになって770円(税込)です。
まとめ
さまざまな茶器を使ってお茶を淹れることだけに集中するのは、すごく豊かな時間だと感じました。次回は、プーアル熟茶にチャレンジしてみたいです。
また、新雨軒は中国茶をテイクアウトできるお店として、気軽に立ち寄るのもおすすめです。
【詳細】プーアル茶専門店 新雨軒(シンウーケン)
住所:930-0069富山県富山市旅籠町1-16 1F
営業時間:11:00〜17:00
休日:月曜、火曜、不定休あり
可能な支払い方法:現金、PayPay他
その他:公式Instagram
この記事では、取材・インタビューライターの岩井ななが、休日に行きたくなる富山県内のショップやイベントをご紹介しています。