【旭川市】幌加内産ほろみのりの石臼挽き粉を使用した田舎蕎麦を鴨せいろで味う「手打ち夢見そば」
夏目雅子さんと渡瀬恒彦さんの主演で1983年に公開された映画「時代屋の女房」を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。
「時代屋の女房」は、村松友視さんが書いた小説が原作です。村松友視さんの小説には、そばにこだわりそばに恋する大人たちが織りなすストーリーを描いた「夢見そば」という作品があります。
そんな洒落た店名のおそば屋さんが永山にあります。
筆者が初めて『手打ち 夢見そば』を訪問したのはちょうど10年前。現在は70を過ぎているであろう店主が打つ美味しい二八蕎麦が味わえるお店です。
住宅を店舗に改装したのでしょう。玄関で靴を脱いで上がると、居間だった場所にはいくつかのテーブルとイスが置かれています。
壁際に置かれた本棚には本がズラリ。店主さんは本が好きなんですね。
そして、村松友視さんの「夢見そば」も表紙が見えるように並べられています。
伺ったこの日は幌加内産の「ほろみのり」というそばの石臼挽き粉を使った田舎そばでした。
「ほろみのり」は、幌加内町農業技術センターが育成したそばの品種で、甘みがありクセがない上品な味が特徴です。
寒くなってきたこんな季節は、冷たいそばを温かい鴨汁につけて頂く「鴨せいろ」が美味しいですよね。
永山8条2丁目の住宅街というあまり目立たない場所にあるからか、口コミに上がることは少ないですが、『手打ち 夢見そば』はかなり美味しいおそばです。
鴨と長ネギ、三つ葉が入った濃いめのつゆは、唐辛子が効いていてピリ辛。カラダが温まります。
そば湯と一緒に出てきた小皿には、かりんとうと横綱揚げ、そしてバナナとミニトマト。食後のデザートというかおやつって感じですね。
【店舗情報】
店舗名:手打ち 夢見そば
所在地:北海道旭川市永山8条2丁目3-7
営業時間:11:30~13:30
定休日:日曜日