ここはどこ!?150年の歴史、長さ100m超えの国宝とは?世界遺産は素晴らしい!【富岡製糸場】
こんにちは!僕はスクールバスをキャンピングカーにDIYして、全国を巡る旅をしています!
DIYの様子はコチラから
群馬に来たら富岡製糸場
今回は群馬で是非訪問してみたかった『富岡製糸場』のお話です!
せっかく日本を巡っているので世界遺産や絶景などはできるだけこの目に焼き付けていきたいと思っています!
タイトルの正解は『操糸所』
さっそくなんですが、題名の答えは操糸所です!(ちょっとマニアック)分かりましたか?ここには一番感動しました!
当時世界最大規模を誇った繰糸所。繭から糸を取り出す「繰糸」を行う建物として、明治5年に建設されました。繰糸所内部には、昭和40年~55年の間に設置された日産製の自動繰糸器が設置されていて、現存する繰糸器は昭和62年3月の操業停止時の状態で保存されているんです!すごくないですか?
繰糸所内部は柱のない大空間をとることができるトラス構造が使われていて、150年も前のものとは思えない素晴らしさでした!
繰糸所、東置繭所、西置繭所の3棟が国宝指定です!
富岡製糸場の創業の目的とは?
江戸時代の終わりに日本の鎖国政策が終わり、外資調達のために日本の輸出品である生糸の質を上げ、諸外国からの需要が高まれば外資獲得に成功できるかもしれない!とのことで、政府が当時高い技術力を誇る西洋諸国の生糸生産技術を国をあげて習得するために、国営の模範工場をここ富岡に作ったのが「富岡製糸場」です。
世界遺産になった理由は?
ざっくりですが、富岡製糸場が世界遺産に登録された理由としては
- 世界的な絹産業の発展に貢献
- 建築物の保存状態が良い
- 女性に良い労働環境だった
- 日本独特の建築様式
その他にもたくさん理由はあると思いますが、大きく分けるとこんな感じだと思います!
世界的な絹産業の発展に貢献
当時の世界では最大規模の操糸工場(長さ140.4m、幅12.3m、高さ12.1m。)で、格段の生産能力を持っていました。
当初は、西欧諸国の製糸技術を日本に移転するために創業されたのですが、時と共に最先端の製糸技術が集まるようになり、ここで作られた品質の高い生糸や最先端の養蚕技術は海外に広まって世界規模で絹産業の発展を促したといわれています!
建築物の保存状態が良い
富岡製糸場以外にも明治政府が国の管轄でつくった工場は他にもありますが、富岡製糸場ほど完全な状態で保存されているのは他にないそうです!
世界的にみても19世紀後半の工場は非常に珍しいといわれています。とはいえ、今から150年も前に建てられたものなので、現在では一部老朽化のため非公開となっている部分もありましたが、公開されている部分からだけでもしっかりと歴史を感じることができました!
女性にとって良い労働環境
富岡製糸場は当時世界的にも珍しかった、女性に優しい労働環境でした。当時の日本としては先進的な労務管理制度がフランスの労務管理から導入されました。(七曜制の導入と日曜休み、1日8時間労働、年末年始と夏期の10日ずつの休暇など)
さらに!工場で労働していた約400人の女性工員たちの食費や寮費なども工場負担だったので女性に対してかなりの好待遇だったといえます!
日本独特の建築様式
富岡製糸場は建物の縦を支える柱と、建物の横を支える梁は日本の伝統的な建築様式で、これをベースに、壁にレンガを使用したことで、日本ならではの和洋折衷の建物なんです!外から見るとレンガ造りの洋館ですが、中に入ってみると木が多く使用され、なんとなく和っぽい要素がある絶妙な造りが素晴らしいです!
富岡製糸場
【開場時間】9時00分から17時00分まで(最終入場 16時30分)
【休場日】年末(12月29日から31日まで)
【見学料】大人1000円 高校・大学生250円 小・中学生150円
詳しくは公式サイトをご覧ください
いかがでしたか?
富岡製糸場は想像をはるかに上回る素晴らしさでした!歴史は詳しくないのですが、置いてある資料や映像が分かりやすく、何より「100年以上前からあって、実際にここで働いている人がいたんだなー」という何とも言えない不思議な感覚でした。興味があれば、是非実際に行ってみて体感してくださいね!
旅はまだまだ続きます!
それでは、じゃね!
─── Profile ───
日本全国の絶景をドローン空撮して回りたい僕、川井浩二と、47都道府県を巡りたい美容師、さあやがアメリカのスクールバスをDIY改造し車中泊仕様にして全国を巡るというワクワク旅物語!ハッピーキャラバン、略してハピキャラ!YouTubeにて動画配信中!