【日光市】スモークゆばも!国産大豆使用&保存料無添加の「まつたか」のゆばが美味しくてリーズナブル
今市から鬼怒川方面へ至る国道121号線。その芹沼地区に、ゆばの製造工場と卸し・直売をしている店「まつたかゆば」があります。バラエティ豊かな品が揃い、お値段もリーズナブル。お得すぎる「徳用ゆば」は調理も簡単でおススメです。
国産大豆使用・保存料無添加の自家製造ゆば
日光湯波はメディアで取り上げられることも多い日光の名産品。しかし「まつたか」は公式サイトもなくSNSも発信していないため、穴場のゆば販売店です。
一般的にはあまり知られていませんが、国産大豆を使用し保存料を使用せずに作る質の高いゆばは、多くのシェフたちの心をとらえ、日光市内の有名ホテルやレストラン、料理店でも広く使われています。
ゆばを作る様子は、工場の大きな窓からガラス越しに見学できます。
京湯葉と日光湯波のちがい
日本における「ゆば」の二大産地、と言えば京都と日光ですが、京都のゆばは「湯葉」、日光のゆばは「湯波」という漢字が使われているのをご存じでしょうか。京都の湯葉と日光の湯波の違いは、漢字だけではありません。料理での使われ方や製法にも違いがあるのです。
京都において湯葉は主に料理の名わき役と使われることが多く、製法もゆばの端に串を入れ一重で引き上げる細工のしやすい繊細な湯葉です。それに対し日光のゆばは「含め煮」や「湯波の刺身」など、料理の主役で使われることが多く、製法もゆばの中央に串を入れて二重にして引き上げ、ボリュームのある湯波となります。
バリエーション豊かな揚巻ゆば各種
バリエーション豊かなゆばも、揃っています!
ばら売りもしているので好きなゆばを必要なだけ購入できます。この日筆者が夕食用に選んだゆばはこちら。「ぎんなん巻・ぜんまい巻・高野巻、巻ゆば」の4種です。
ぎんなん巻はホクっとしたぎんなんの食感、高野巻は煮汁をたっぷり含んだやさしい食感を楽しめます。
「刺身ゆば」&生ゆばを巻いた「てまりゆば」
この刺身ゆばはお皿に小分けしたものですが、量もたっぷりと入っています。クリーミーな刺身ゆばはそのまま、わさびで食べてももちろん美味しいけれど、バターで焼いて醤油をちょっとたらしたり、サラダと合わせてオリーブオイルと醤油をかけて食べるのもウマウマです。
そして筆者の大好物がこの「てまりゆば」。生ゆばをてまりのように巻いて冷凍したもの。
こちらは冷蔵庫で解凍した「てまりゆば」。揚げていないので油抜きの必要もありません。
解凍したら、そのままだし汁で煮るだけ! 落し蓋としても使えるペーパーがあるとふっくらと煮えますよ。
スモークゆばはおつまみにもぴったり!
銀杏や山菜を包んだ揚巻ゆばは、他の日光湯波専門店でも売っていますが、他ではお目にかかれない湯波がスモーク湯波。やしお鱒を包んだ「燻製ヤシオマスのゆば巻」と「スモーク日光細巻ゆば」があります。どちらもハーフサイズがあるのも嬉しい!
ミルフィーユのような香ばしい「スモーク日光細巻ゆば」は、ヘルシーなおやつにもビッタリ!やしお鱒を巻いて燻製にした「やしお鱒スモーク」は、お酒のおつまみにもぴったりです。
徳用ゆばがお得すぎる!
「まつたか」では、ゆばの切れ端や形のくずれたゆばを「徳用ゆば」として安く提供しています。一袋たっぷり入って450円と、めっちゃお得!
揚巻ゆばのお徳用(450円)は、切れ端などを使っています。通常の揚巻ゆばよりも厚さが薄かったりもしますが、料理すると早く煮えて味もよく染みこみます。
さらに細かい徳用ゆばは、なんと一袋250円! これは我が家の冷凍庫の常備品で、お味噌汁にちょっと散りばめたり、煮物に入れたりして楽しんでいます。
この「徳用ゆば」は油抜きして煮ると、一袋のゆばが大きな鍋一杯分ほどにもなります。揚巻ゆばをふっくらやわらかく煮るには時間がかかりますが、こちらの徳用ゆばなら早く美味しくふんわり炊けます。
これをご飯の上にたっぷりとかけると、フワフワで美味しいゆば丼が、簡単に出来上がりますよ。
ゆば料理に挑戦してみよう!
ゆば料理というと難しそうな気がしますが、作ってみると意外に簡単で、美味しくできます。まつたかでゆばを買うと、作り方を印刷した紙も入れてくれるので、ぜひ挑戦してみてください。自分で作ればお高いゆば料理も、思う存分食べられますよ!
日光ゆば製造元(有)まつたか
所在地:日光市芹沼1988-2
TEL:0288-21-8882
FAX0288-21-8171
営業時間:通常9:00~17:00
定休日:水曜日 木曜日
※8月13日は臨時休業、14日は定休日、15日は定休日ですが振替営業いたします。