スープで始まる洋食ランチを食べられるお店って、最近あまり多くないような気がしています。洋食を食べる前に自家製のスープを丸いスプーンですくう。このひとときがたまらなく好きです。

今回は、本格的な洋食とレトロな空気を味わいに、新梅田食道街の「スエヒロ」さんへ行ってきました。

梅田の真ん中に佇む老舗洋食店

新梅田食道街の一番北側の通路沿いを歩くと、レンガの壁と赤い文字の看板が視界に飛び込んできます。レトロであたたかみを感じる佇まいです。

こちらが、ビフテキと欧風料理のお店「スエヒロ」さん。
創業は昭和25年とのことなので、70年以上も営業されています。

店内はタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい空間。外観のイメージどおり、木やレンガのぬくもりを感じられて、早くも居心地が良いです。

「スエヒロ」は、上クラスの黒毛和牛を焼き上げたステーキや、ビーフシチューなどが味わえるお店。特別な日に利用したいお店でありながら、コスパ抜群のランチも見逃せません。お手頃なセットが充実していて、一人で気軽に洋食を食べたいときにも便利です。

お手頃なのに本格的なランチセット

14時すぎにお邪魔したところ日替わりランチは完売していたので、ポークカツランチを注文しました。ちなみに、日替わりランチとポークカツランチは950円です。他にも、エビコロッケランチやハンバーグランチ、ビーフステーキランチなどおいしそうなメニューがたくさんありますよ。

ランチを注文すると、間もなくスープが提供されます。

懐かしく感じる味なのだけど、お店でしかいただくことができない本格的な味です。さらさらとトロトロの間といいますか、ちょうど良い舌触りのスープでした。昼間とはいえ12月なので、あったかいスープから始まる食事って嬉しいです。

それほど待たないうちに、ポークカツとライスも来ました。

サクサクのポークカツにかかった特製ソースがほんのり甘くて、お肉の旨味と絶妙に溶け合っていました。これはご飯がすすみます。程よいジューシーさで柔らかいお肉。夢中でパクパク食べていました。

メインディッシュには、キャベツのサラダとポテトサラダが添えられています。シンプルに見える千切りキャベツのサラダですが、洋食屋さんのドレッシングってやっぱり一味違います。そんなこんなで、まるごとおいしくいただきました。

テーブル席だけでなくカウンター席もあるので、ランチタイムは一人のお客さんがけっこうおられます。がやがやしていなくて、落ち着いた雰囲気の中で過ごせるのも良かったです。

「今度はビフテキを食べにこよう！」と思いながらお店を出ました。

レトロで落ち着いた雰囲気の中で本格的な洋食を食べられる「スエヒロ」さん。ご存知の方も多いと思いますが、やっぱりおすすめ。ご機嫌になれるお店です！