2023年9月1日、京都市下京区、世界遺産「西本願寺」の門前町のエリアにタイの5つ星ホテル「デュシタニ」が日本初上陸。「デュシタニ京都」がオープンしました。ラウンジにて、都道府県がテーマのアフタヌーンティーをいただいてきたのでレポートします。

デュシタニ京都

タイのホテル大手であるデュシット・インターナショナルが日本初進出。「デュシタニ京都」は京都駅からも歩ける（徒歩約12分）世界遺産「西本願寺」の門前町のエリアにあります。

その外観は、京町家に似た雰囲気の和風モダンなデザインで、京都の街並みに溶け込んでいます。

地下2階から地上4階建て。地下1階の日本庭園のような中庭を囲むように建っています。

ロビーラウンジには青いリボン状の布が天井から垂れ下がり、京都とアジアの融合のようなステキな雰囲気をかもしだしています。

フロントの前を通り、フロアの奥まった場所にあるラウンジ「ザ・ギャラリー」にて、アフタヌーンティーをいただきました。

デュシタニ京都 シグネチャーアフタヌーンエクスペリエンス

「デュシタニ京都　シグネチャーアフタヌーンエクスペリエンス」は、日本の47都道府県の節句や歴史にちなんだセイボリーやスイーツが、厳選された飲み物の90分間フリーフローとともに楽しめるアフタヌーンティーセット。

今回のコンセプトは暦の「秋分の日」。そしてテーマは「岐阜県」。当初は意外な感じがしましたが、京都のお隣の県なのでそこから始まって最後は京都なのかな？と推測できます。

セイボリーは「秋分の日」や「菊の節句」を象徴とするアイテム

・中秋の名月 北海道産秋鮭のスモークサーモンとイクラ　北海道クリームチーズとキュウリの月見団子スタイル
・重陽の節句　菊花とマリネトマト
・秋分　小豆ともち米のおはぎ
・秋収穫祭　南瓜のエスプーマ、タピオカヨーグルト

月見団子に見立てたイクラがかわいい。ひとつひとつがていねいに調理され、ホテルクオリティの味わいが楽しめました。

・北海道産ホタテ　秋の毬栗（いがぐり）風

石にのせるなんて斬新！いがぐりに見たてたホタテの味が濃厚でおいしかった。

岐阜県（飛騨）の名産品を使ったスイーツ

岐阜の名産と聞けば何を思い浮かべますか？栗・りんご・マスカット・米・地酒などだそうです。それらを取り入れたアフタヌーンティーは珍しくて興味津々。

「さるぼぼ」は猿の形をした赤い人形ですが、こちらは猿のもなかです。かわいい♪ 中には岐阜名産のマスカットが入っていました。

岐阜は北アルプスをはじめとする山々に囲まれており、お酒造りには欠かせない良質な水に恵まれていることから日本酒もおいしい！「高山陣屋」の玄関の大床に描かれている吉兆文様「青海波」がいい感じ。

岐阜といえば中津川の栗。栗にこだわった「岐阜栗のシュー」です。ビジュアルもステキ。

渋みの強いお茶「べにふうき」を奥飛騨温泉郷の湯けむりで発酵させるというオリジナル製法で作られた「飛騨紅茶」をムースに。

岐阜ではりんごもとれるのですね。薫りが上品で美味しいりんごのタルトでした。

「飛騨の牛乳とパッションフルーツのリオレ」は、マンゴーと米とミルクを使ったタイのスイーツ「カオニャオマムアン」を思わせるグラススイーツ。岐阜の中にタイをのぞかせるなんて、デュシタニならでは♪

石の上にのせられているのがステキ。スコーンは2種で、どちらにもりんごジャムが合います。

90分のティーフリー

ドリンクは、TWGティーをメインに、いろいろある中から90分のフリーフロー。ティーはポットサービスでした。

まずはシグネチャーの「デュシタニバンコクシグネチャーブレンド」を。トロピカルな味わいにタイを思い浮かべながらいただきました。そして「グランドジャスミンティー」。

「オーリアン」はタイの甘いアイスコーヒー。ガヴァジュース（表記通り）やマンゴージュースも飲んで大満足。まだまだ京都のお茶などもありました。ドリンクリストが充実していると嬉しいですね。

おわりに

いかがでしたか？秋の岐阜の食材を使ったスイーツとラグジュアリーホテルならではのセイボリーが楽しめるステキなアフタヌーンティーでした。メニューが次の県になったらまたお伺いしたいなぁ。

開業して間もないホテルですが、京の風情にアジアンモダンが溶けあうしっとりと落ち着いた雰囲気の中、タイらしいていねいなおもてなしを受けて大満足。気になる方はぜひ。