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『超無敵クラス』で「キュートとクレイジーの狭間」の“みう”は何者? グループでは抜群の歌唱力で魅了

斉藤貴志芸能ライター/編集者
『超無敵クラス』で注目された藤咲碧羽(エイベックス提供)

『超無敵クラス』でユニーク過ぎる言動やリアクションを連発し、MCの指原莉乃から「キュートとクレイジーの狭間にいる子」と評された藤咲碧羽。コメントの切り抜きがTikTokでバズり、本人のアカウントのフォロワー数も2週間で5万人増えた17歳だ。実はスターダストとエイベックスの合同プロジェクトから生まれた男女9人グループ、“ラブワン”ことONE LOVE ONE HEARTのメンバー。抜群の歌唱力を持ち、『THEカラオケ★バトル』にも出演している。まるで違う顔を見せながら、個人でもグループでも話題を呼ぶ彼女の素顔を探った。

芸能界は遠い世界だと思ってました

――中1のときに原宿でスカウトされたそうですが、自分でも芸能界でやりたい気持ちはあったんですか?

藤咲 正直まったくなかったです。芸能界は怖いイメージがあって、めちゃめちゃ大変そうだし、自分には遠い世界だと思っていました。でも、最近思い出したのが、事務所にスカウトされる前日に、エイベックスさんに声を掛けられたんです。私の大好きな東方神起さんがエイベックスだったから、「えっ! 私も東方神起さんになれるかも?」と思って。

――東方神起さんにはなかなかなれないと思います(笑)。

藤咲 なれませんけど(笑)、もしかしたら同じ経験ができるのかなと。それで芸能界もちょっとアリかなと考えたんです。その次の日に、偶然スターダストに声を掛けてもらって、永野芽郁さんたちがいらっしゃると聞いて。アリかなと思った翌日だったから、ニセモノかもと疑いながら名刺をいただいて、後日連絡が来て「本物だったんだ」と思いました(笑)。

勉強は好きで中学受験をしたいなと

――当時、学校ではどんな子だったんですか?

藤咲 まあまあ明るくて、友だちはそこそこ多くて(笑)、スカウトされたときも原宿で一緒に遊んでいました。ビデオ通話が流行っていて、2画面で友だちと顔を半分ずつ映して、合わせるのにハマっていました(笑)。

――中学受験をしたんですよね?

藤咲 勉強も結構好きで、受験はちょっとしてみたいなと思いました。

――部活はやっていました?

藤咲 スカウトしていただいたときはバスケ部でした。

――そう言えば、『超無敵クラス』で「試合で味方をガード(ディフェンス)していた」と話していました(笑)。

藤咲 そうなんですよ~(笑)。楽しかったんですけど練習がハードで、芸能活動を始めるタイミングでやめちゃいました。

おばあちゃんに歌が上手いと言われて

――歌はもともと上手かったんですか?

藤咲 いやいやいや。でも、カラオケで歌うのは好きでした。小さい頃、私は手を動かして歌うクセがあったんです。お父さんに「手を使う人は歌が上手いらしいよ」と、たぶんいたずらで言われて、「そうなの?」とずっと手を動かしていました(笑)。

――その名残りで、話しながら手がよく動くんですか?

藤咲 今は歌うときは全然動かしません。歌は楽しいだけでしたけど、小学4年生のときにおばあちゃんとカラオケに行って、「あなた上手いんじゃない?」と言われたんです。それが嬉しくて、頑張ろうと思うようになりました。

――人前で歌ったことも?

藤咲 それはなかったです。人前だと緊張してしまうので。ミュージカルをちょっと習ったんですけど、受験で行けなくなってしまって。でも、家では常に歌っていました。最初は鼻歌で、テンションが上がったら本気で歌っちゃう感じでした(笑)。

小学生の頃からミュージカルの曲を

――当時はどんな曲を歌っていたんですか?

藤咲 『グレイテスト・ショーマン』の楽曲が大好きでした。あとは『ディセンダント』とかミュージカル系の曲が多かったです。お父さんがそういう曲をよく聴いていたので。英語の意味はあまりわかってなかったんですけど、調べて歌っていました。

――小学生でそういう曲から入るのは珍しいですね。J-POPは歌ってなかったんですか?

藤咲 本当に自分の好きな限られた曲だけを歌っていて。ラブワンに入る前くらいから、J-POPも歌えるようにならなければと、いろいろ聴くようになりました。

――安室奈美恵さんを目標に挙げていますね。

藤咲 安室さんはライブ映像を観ていて、カッコいいなと思いました。パフォーマンスに隙がなくて、ステージで走ったりもしていますよね。ご本人が「1日でもトレーニングを欠かしたら体力がなくなる」と話されているのも聴きました。自分もそういうふうになりたいと、憧れがあります。

オーディションは絶対落ちたと思いました

――芸能界の中でも歌手をやりたかったわけですね。

藤咲 スカウトされて、スターダストに入るオーディションを受けられると聞いて、受験があったから久しぶりに歌いたいとワクワクしました。受かったらダンスも教えていただけるということで、なおさらやってみたいなと。最初にリモートで歌って、次の審査に進ませていただいて。歌い出したら、下を向いていた審査員の方たちが顔を上げて聴いてくれて、「見てくれてる!」って嬉しかったです。

――自分でも手応えがあったと。

藤咲 でも、そのあと質問を2コしかしてもらえなくて。「これはダメだな」と思って、家族と「頑張ったからお疲れ」とタイ料理を食べて帰りました。そしたら、次はラブワンになるグループのオーディションを「受けてみませんか?」と言ってもらえたんです。

――そのオーディションではどうだったんですか?

藤咲 めちゃめちゃ受かりたかったんですけど、絶対落ちたと思いました。今のメンバーのことはわりと覚えていて、もうみんなと会うのは最後かもしれないから、失敗しても恥ずかしくないやと、ホエホエーって感じで全力で歌ったんです。その日は韓国料理を食べて帰って、合格と聞いたときは嬉しさより、ビックリして信じられませんでした。

ナンプラーとパクチーが好きです

――ちなみにタイ料理とか韓国料理とか、辛いものが好きなんですか?

藤咲 辛いものというより、ナンプラーとパクチーの味が好きなんです。

――『超無敵クラス』の「ノーリアクション王」の企画では、四川麻辣湯に苦戦していました。

藤咲 あれは最初、辛くて「終わった」と思ったんです(笑)。でも、食べなければと頑張っていたら、途中からクセになって、おいしく感じました。あれ以来、辛いものを結構食べています。

――ダンスはラブワンに入ってから始めたんですよね?

藤咲 そうです。先生に教えていただきました。みんなは初めからキレキレで、とにかく付いていかなければと、家に全身の鏡を買って練習していました。

――寝る時間も削って?

藤咲 寝てはいたんですけど(笑)、学校から帰って、ごはんを食べてから練習すると、遅い時間になってしまいました。大変でしたけど、ダンスは楽しかったです。

語彙力を増やしていきたい所存です

――一方で『超無敵クラス』では、斜め上なキャラクターが人気を呼んでます。バラエティもやりたいことだったんですか?

藤咲 新しいことが好きで、やらせていただけるなら何でもやりたいんですけど、バラエティは考えていませんでした。でも、お笑いやバラエティを観るのは好きで、ディズニーチャンネルのコメディもよく観ていたので、嬉しかったです。

――この番組のためにするようになったこともありますか?

藤咲 とにかく語彙力がなさ過ぎて、自分が言いたいことを全然うまく伝えられないんです。だから最近は小説を読み始めて、語彙力を増やしていきたい所存です(笑)。

――“所存”も増えた語彙ですか(笑)。

藤咲 所存は小説には出てこなかったんですけど、ちょっと難しい言葉も使っていこうと思って(笑)。

――どんな小説を読んでいるんですか?

藤咲 東野圭吾さんは原作の映画をよく観させていただいていて、全部面白いですよね。それで小説も読んでみようと思いました。『嘘をもうひとつだけ』を半分くらい読んだところです。

考えたコメントを全部忘れてアドリブに

――自分の発言がウケているのを、オンエアで観ていますか?

藤咲 最初は観るのも緊張しちゃって、うっとうしくないか心配でした。ロケのVTRは楽しみですけど、スタジオでのコメントはドキドキしながら観ています。

――そのコメントの切り抜きがTikTokでバズりました。

藤咲 ちょっぴり見ました。初めてアンチコメントみたいのも来て、怖くなっちゃったんですけど、ファンの方たちはやさしくて、できなかったことも面白いと褒めてくださいます。この方たちを大事にしていかなければと、改めて思いました。

――より面白いことを言おうとしたりも?

藤咲 最初の頃はただ緊張していて、記憶がないくらいでした。最近は他の生徒さんと違うことを言わなければと、VTRを観ながら4コくらいコメントを考えています。でも、振られたら全部忘れて、結局アドリブみたいになっちゃうんです(笑)。

――「ノーリアクション王」のときの、意気込みを語るところでの「今は何を撮ってる感じですか?」からの、「意気込めるようにしときま~す」も?

藤咲 あれは本当に無意識に出ちゃいました(笑)。(MCの)かまいたちさんが全部の言葉を拾ってくださるので、ありがたいですけど、まずは緊張を解けるようにしたいです。

たまたまフンコロガシが歩いていたので

――普段から学校とかでも、話すと笑いが起きたりはしていたんですか?

藤咲 友だちはやさしくて、面白いとは時々言ってもらっています。楽しいことは好きな性格なので、『超無敵クラス』に出る前から、学校でワイワイはしている感じでした。

――ラブワンのYouTubeチャンネルでの「100の質問」では、前世を“フンコロガシ”と言ってました(笑)。

藤咲 あれは収録に行く日の朝に、たまたまお母さんと「前世は何だったと思う?」という話をしていたんです。「欲を言えば鳥がいいけど、普通に考えたら虫かな」と言っていたら、フンコロガシが歩いていて。それがパッと思い浮かんじゃいました(笑)。

――自分がこういう形で注目されていることは、どう受け止めていますか?

藤咲 嬉しいですけど、うまくしゃべれているのか本当に心配です。いつもはメンバーがいるから任せていても、1人だと自分が話さないわけにはいきませんよね。緊張で寿命が縮まっていると思いますけど(笑)、出演の機会をいただけていることは何より嬉しいので、一生懸命頑張りたいです。

“達観”を使えて良かったです

――『超無敵クラス』のMCの指原莉乃さんには「キュートとクレイジーの狭間にいる」と評されました。

藤咲 自分で自分がどう映っているかわからなくて、他の方に注目していただいて「なるほど」となることは多いです。指原さんは本当に語彙力がすごくて納得できて、さすがだなと圧倒されました。

――やっぱり語彙力は大事だと。

藤咲 はい。自分も磨きたいです。最近は“達観”を覚えました(笑)。

――使っているんですか?

藤咲 BUMPの『僕らのロードムービー』のショートドラマの撮影のとき、監督さんとお話ししていて。メンバーの相原一心が演じる昴をどう思うか聞かれて、「周りを達観している感じがします」と初めて使うことができました(笑)。

ステージでは余計なことを考えません

――そんな碧羽さんがラブワンのステージで歌うときは、何かスイッチが入る感じですか?

藤咲 ステージの時間はすごく好きです。いろいろなことを忘れられるので。私はいつもあれこれ考えて、頭の中を動かしちゃうんです。きのう何して遊んだとか、楽しいことなんですけど、頭を止めたくても、ずっと動いちゃう派。ステージに立ったら“ノドを上げて”とか“キレを出して”とかは意識しても、余計なことを考えなくていい感じがします。

――今までで特に印象に残っているステージというと?

藤咲 最初のステージでは、初めて見るペンライトの光景に「こういう感じなんだ」と思いました。「EBiDAN THE LIVE」に初めて出させていただいたときは、会場の東京ガーデンシアターが大きくて! お客さんが端から端までいらっしゃって、どこを見てもペンライトが輝いていて、時間がスローモーションで流れるようで感動しました。

――EBiDAN(スターダストの男性アーティスト集団)のライブだと、お客さんはほとんど女性ですよね。

藤咲 男女混合グループで出るのは緊張しました。でも、皆さんが温かくてペンライトも振ってくれて、安心しました。

――男女混合ならではの良さもありますか?

藤咲 女子メンバーといると楽しいし、男子メンバーは頼りになるし、男女でハモるのも面白いです。いろいろな価値観を知れて、男女混合ならではのパフォーマンスをしたい気持ちもあるので、このグループで良かったと思っています。

演技はやり取りなんだと気づきました

――配信中のラブワンのショートドラマ『僕らのロードムービー』では主演を務めてますが、演技には最初から興味があったんですか?

藤咲 演技はそもそも自分に関係ないものだと思っていましたけど、初めての舞台『オノマトペ』で、演技の楽しさがちょっとわかった気がしました。稽古が始まる前のワークショップのときはわからなすぎて、自分が言ってる台詞が呪文のように感じていて。本稽古が始まってから、演技は台詞を暗記して言うのでなく、相手の言ったことを受けるやり取りなんだと気づいたんです。まだ全然わかってないと思いますけど、感覚的にこういうことかなと。

――歌も『グレイテスト・ショーマン』から入ったとのことでしたが、映画やドラマを観てはいたんですよね。

藤咲 大好きです! 『アンナチュラル』とか『グッド・ドクター』とか感動系をよく観ています。『人は見た目が100パーセント』みたいな明るい系も好きですけど、『アンナチュラル』だと観て終わりにならないというか、一生残って考え方にも影響する感じがします。あと、BGMが素敵なドラマを好きになりがちです。『中学聖日記』は最近やっと観られて、曲の『ふたり、許されぬ想い』や『初恋』が大好きでハマりました。有村架純さんもかわい過ぎです。

重めで切ないストーリーが好きなんです

――好きな女優さんもいますか?

藤咲 飯豊まりえさんや清原果耶さん、あと、門脇麦さんは昔から大好きでした。しゃべり方とか声とか全部心地良くて、表情もめっちゃ魅力的。サイコパスの役もよく観ますけど、麦さんなのに麦さんでない感じ。かわいさと怖さを共存させていて、憧れもあります。

――『僕らのロードムービー』のような青春ものはあまり観ませんか?

藤咲 それも観ます。『君が落とした青空』とか『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』とか、『余命10年』に『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』とか。その時々でコメディを観たりもしますけど、最近は青春ものにハマっている時期です。

――挙げていただいた作品だと、ハッピーエンドが少ないですね。

藤咲 キュンキュン系はあまり観ません。少女マンガもあまり読まないタイプです。今回みたいに男の子が死んじゃうからタイムリープして助けるとか、重めで切なさを交えたストーリーが好きかもしれません。余韻を引きずっちゃいますけど、何か観たくなります。

最初から最後まで頭をフル回転させて

――『僕らのロードムービー』の美玖役は演じやすかったですか?

藤咲 監督が私たちのキャラに合わせた役にしてくださったので、性格や気持ちは理解できることが多かったです。ただ、大切な人が目の前で亡くなってしまうところの感情は、想像するしかなかったので難しくて。あと、タイムリープを繰り返していて、撮影する順序はバラバラだから、何回目かゴッチャになってしまう部分がありました。最初から最後まで頭をフル回転させています(笑)。

――特に印象に残っているシーンは?

藤咲 昴の事故を目撃するシーンは毎回同じですけど、タイムリープをしている美玖だけ、ちょっと違う行動を取ることが4~5回あって。頭の中がゴチャゴチャになるし、心持ちを変えるのは大変でした。

顔を近づけるのはテレました

――普段一緒にいるメンバーと役として接するのは、どんな感覚でした?

藤咲 難しい部分もあるかなと思っていましたけど、メンバーだからこそ安心できることが大きかったです。先生役の田中美里さんとのシーンでは、めっちゃ緊張して、「スタートします」と言われて「ハイ!」って焦って行ったら、壁にぶつかってしまったり(笑)。メンバーだとそれほど緊張しないし、恥ずかしさもなくできました。

――最後の昴と顔を近づけるシーンも、テレはなかったですか?

藤咲 あれはめっちゃテレました(笑)。実は初日に撮ったんです。ラストシーンが最初だったこともあって、テレもありましたし、顔の近づけ方がわからなくて。直前まで近づけてギリギリで逸らすんですけど、最初は距離感が掴めないから、近づく前から遠くなっちゃったり。あんなに人と顔を近づけることも、お母さんくらいしかないので、すごく緊張して一番苦戦しました。でも、途中から、距離でないところに意識を持てるようになりました。

カラオケで点数を意識するように

――活躍の場がますます広がりそうですが、碧羽さん自身は今の時点で、自分がどうなりたいと思っているんですか?

藤咲 今は一番好きな歌を磨いていきたい気持ちが大きいです。バラエティは正直、苦手意識があります。『超無敵クラス』は楽しくて、友だちとしゃべるのも大好きですけど、人前で話すのは緊張してしまって。歌だとあまり緊張しないので、しゃべることへの苦手意識もなくしていけたらと思います。

――テンパり気味で話すことが面白い気もしますが(笑)、『超無敵クラス』には1月から出演していて、今も緊張しますか?

藤咲 収録はちょっと空くので。「みう」って名前が出た瞬間、「来る来る来る!」って緊張しちゃいますね。ただ、前は心臓が飛び出るくらいドキドキしていたのが、最近はフーッと、ちょっとずつ抑えられるようになってきました。今はとにかく目の前の『超無敵クラス』を頑張って、演技もやらせていただけたら嬉しいですけど、やっぱり一番は歌です。

――3月の『THEカラオケ★バトル』の「U-18歌うま甲子園」で、決勝まで行けなかったリベンジも果たしたいところ?

藤咲 そうですね。優勝したらTGCでも歌えたので、もう1コ進みたかった気持ちはあります。カラオケは気持ち良さとていねいさのバランスが難しいことがわかって、悔しさと同時にまだまだとも感じました。あれ以降、カラオケで点数を意識して歌っているので、またチャンスがあれば、ひとつ大人になって挑戦したいです。

学校では普通の青春をしています

――17歳の女子高生として、青春っぽいこともしていますか?

藤咲 学校のお弁当の時間に、みんなで集まって食べるのも幸せですし、体育の時間にシャトルランをしたり、輪になってエアロビをするのも楽しいです。友だちとディズニーランドに行ったり、浴衣を着て花火に行ったりもして、今度ミスドの食べ放題にも行きます。放課後に友だちとお互い習いごとがあるけど、ちょっと空いている時間を見つけて、カフェでお話もしています。

――いろいろ充実しているんですね。

藤咲 女子校で男女のときめく青春はないですけど(笑)、女の子同士だから楽しめることもあって。お昼休みにお友だちと音楽室でギターの練習をしたり、ひとつひとつの時間が好きで、普通の青春をしています。

面倒くさがりを直して努力できる人に

――芸能界で有名になってきて、変わってきたところもないですか?

藤咲 最近、『超無敵クラス』のロケで、私を知ってくれている方がいました。私と会って泣きそうになってくれた方もいて、初めての経験でした。私なんかがそんなに喜んでもらえるのは嬉しくて。芸能界は大変なこともあって悩んだりもしますけど、そういう経験をさせてもらうと、やっていて良かったなと思います。

――日常の中で努力していることもありますか?

藤咲 私は結構面倒くさがり屋なので、そこを直したいです。夏休みだと「1日寝ても大丈夫でしょう」となったり、怠惰なところがあって。そんな日もたまには必要ですけど、学校から帰ってきてものんびりしすぎて、ごはんを食べて、スマホを見て終わってしまったり。そういう時間を減らして、努力をできる人になりたいです。やるべきことをやって、語彙力も磨いていきます(笑)。

Profile

藤咲碧羽(ふじさき・みう)

2007年6月24日生まれ、神奈川県出身。2022年にONE LOVE ONE HEARTの結成メンバーとなり、配信シングル『Now or Never』でメジャーデビュー。ショートドラマ『僕らのロードムービー』(BUMP)が配信中。12月8日にワンマンライブをI’M A SHOWで開催。個人で『超無敵クラス』(日本テレビ)に出演中。

ONE LOVE ONE HEART デジタルシングル

『僕らのロードムービー』

各音楽サイトで配信中

ONE LOVE ONE HEART
ONE LOVE ONE HEART

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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