燃油サーチャージが2022年6月に大幅上昇 海外旅行は5月中の予約がハワイ4人家族で9万円もお得
新型コロナウイルスの影響もあって、長らくのあいだ海外旅行というものが遠い世界の話になりましたね。一方で日本の入国制限が大幅に緩和されたことから人気の海外旅行先であるハワイなどの旅行がしやすい環境になりました。そのため、久しぶりの海外旅行を検討している方も多いかもしれません。
ただ、そんな方に直撃しそうなのが燃油サーチャージです。原油価格高騰を受けて上昇傾向にある燃油サーチャージが2022年6月から大幅に上昇します。
燃油サーチャージのしくみ
燃油サーチャージというのは、燃料特別付加運賃とも呼ばれ、航空燃料価格の高騰時などにその負担金額を一部を利用者が負担するという価格です。燃料価格が低い時はゼロ、高くなるにつれて価格が上乗せされていくという仕組みになっています。燃油サーチャージは随時変動ではなく2か月ごとに見直しをするという仕組みになっています。
ちなみに適用されるのは「国際線」です。国内線(日本国内の路線)には燃油サーチャージは適用されません。
過去の燃油サーチャージの推移などは以下のリンク先をご覧ください。
参考:飛行機の燃油サーチャージとは何か?ゾーンの決まり方と過去の推移
2022年6月からはゾーンIとなりハワイ往復の燃油サーチャージだけで47,200円が必要に……
この燃油サーチャージ、過去2か月の平均燃料価格で決まりますが、原油価格の高騰に加えて円安の影響もあり、2022年6月1日~はJALの燃油サーチャージはZONEが「I」となります。ちなみに、このゾーンIという燃油サーチャージの水準は過去最高です。
※ゾーンという表記はJALが利用しているものですが、便宜上この表現を使わせてもらいます。
ハワイへの往復であれば一人当たり47200円もの燃油サーチャージが必要で、4人家族なら188,800円が航空券代とは「別途」必要になります。これは結構強烈な金額になりますね。6月、7月の予約はこの金額が必要になるので夏休みの海外旅行などを考えている方を大きく直撃しそうです。
※金額はJAL(日本航空)のケースで計算していますが、ANA(全日空)もほぼ同様です。
マイルを使った特典航空券も燃油サーチャージは対象
マイルを使った無料の航空券(特典航空券)も燃油サーチャージは別途発生しますので、これを回避はできません。
燃油サーチャージの消費税は「免税」
ちなみに高額な燃油サーチャージですが、こちらに対して消費税はかかりません。免税という扱いになっています。
国際線を使う予定があるなら5月中の予約で燃油サーチャージを節約できる
燃油サーチャージは「予約時典」の金額が適用されます。
2022年5月までの燃油サーチャージは「ゾーンE」です。それでも高い方ではありますが、6月からの「ゾーンI」と比べると安いです。
たとえば、日本-ハワイ(ホノルル)の場合、ゾーンEだと12500円/片道ですが、ゾーンIだと23800円/片道となり1.9倍にもなります。可能なら5月中に予約しておくと4人家族でのハワイ旅行を例に考えると9万円ほどの価格差となります
あまり期間は残っていないですが、海外旅行を検討しているのであれば5月中の予約が必要になりますのでご注意くださいませ。
筆者について
しょうこちゃん@ポイント投資家
ポイ活と投資を組み合わせたポイ活投資を実践しているポイント投資家。ポイ活で獲得したポイントや陸マイラー活動で獲得したマイルで家族旅行をお得に楽しんでいます。福岡在住
ブログ: 福岡の陸マイラーがマイルを貯めてハワイに行くブログ
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