【富士宮市】溶岩プレートで焼く上等な牛肉!『スエヒロ富士店』のステーキはもはや神としか呼びようがない
白糸の滝から車で約10分。国道139号を北上し朝霧ジャンボリーゴルフクラブの斜め向かいに位置する『スエヒロ富士店』。
なぜこんなアクセスが悪い場所に立地しているのかは、『スエヒロ富士店』の歴史にありました。
明治43年大阪で洋食店「弘得社」を創業、その後、屋号を改め「ビフテキのスエヒロ」が誕生します。昭和8年に「弘得社」で技術を磨いた石原仁太郎がのれん分けというかたちで銀座に開業した「スエヒロ」は開業当時より多くの文化人・著名人に愛されました。
石原仁太郎は雄大な富士山を望む朝霧高原に魅せられスエヒロ牧場を開き、ステーキに適した和牛品種の考察や改良に尽力しました。そして、牧場に隣接するこの地に銀座スエヒロ富士店を開店しました。今でこそ直営牧場は残っていませんが、その歴史が受け継がれています。
40台は駐車可能な広々とした駐車場、その前に広がる庭には牛たちのモニュメントがあり、スエヒロ牧場が想像できます。
大きな店舗、明るいスタンドシャンデリアが高級感とレトロ感を同時に演出してくれます。
店内はキッチンを囲む形で配置され、テーブル席と座席があり、70名まで入れる大きなホールになっています。
富士山溶岩プレートで焼くステーキがメインメニューです。今回は『スエヒロまんぷくセット(¥9,800/2名用)』と『霜降り黒毛和牛A4ロース(¥3900/150g)』を注文しました。
セットメニュー、牛肉の熔岩焼、おすすめメニューはライスとサラダ付きで1回までおかわりができます。
『スエヒロまんぷくセット』は鹿児島黒牛A5サーロイン200g、ヒレ200g、イチボステーキ100gの500gです。
『霜降り黒毛和牛A4ロース』はその日の一番を厳選しているため産地は毎日変わるのだそう。両方とも焼き野菜が付いてきました。
早速熱された溶岩プレートに投入…貧乏性の私はついつい野菜から焼いてしまいましたが、サーロインやロースと一緒に焼くことで、染み出た脂分の旨味が移りおいしく食べられると店員さんが教えてくれました。
タレは使わず、特製醤油と洋がらしで食べるのがスエヒロ流!ただし洋がらしがけっこう辛いので、ちょっとずつ加減をしながら自分好みを見つけてください(洋がらしと甘く見てむせた張本人の私…)。
きめ細やかな霜降りのコクと旨味が染み出て、口に含むととろけちゃうくらいの柔らかさは、もう神!というしか表現できないおいしさです。多すぎたかなと思った量もぺろっと完食してしまいました。
『スエヒロ富士店』のステーキはお肉好き、お肉通の方ほど食べて欲しい、感動するおいしさでした。
住所:富士宮市猪之頭1138-2
TEL:0544-52-0933
営業時間:11:00~20:00(L.O19:30)
定休日:月曜日・火曜日(祝日は営業 翌日休業)