マルシェの会場が自転車置き場。そんな一風変わったバザーイベント「チャリンコまるしぇ」が、2024年5月24日（金）25日（土）の2日間に渡って、上牧駅自転車駐車場にて開催されました。

「チャリンコまるしぇ」とは、障がいのある人達が作った製品などを販売するバザーイベント。「障がい者の自立につなげる」「障がい者と市民の方との交流の場として」「市民の方に障がいに理解を深めていただく」「障がい者が受け取る工賃向上」などを目的とし、高槻市内の障がい者福祉事業所で製造・販売しているハンドメイド雑貨や食品や日用品などが販売されます。

会場となったのは、阪急上牧駅の改札を出てすぐにある、上牧駅自転車駐車場。

自転車駐車場内の緩やかな階段を上った先にある、通常時は立ち入ることのできない3階が、今回のイベント会場です。

本来ならば自転車置き場であるはずの場所でマルシェが開催されている光景はとても珍しく、このイベントのユニークさが見て取れました。ちなみに「チャリンコまるしぇ」という名前がついていますが、自転車の販売はありません。

出店ブースは、2日間で12ブース。今回私が訪れた開催初日である24日には、8ブースが出店されていました。

ハンドメイドの雑貨やアクセサリーなどの他にも、フィナンシェやロールケーキ、パウンドケーキ、クッキーなど菓子系の販売ブースもありました。私はロールケーキをいただいたのですが、クリームの甘みが程よく、とてもおいしかったです。

また、アロマルームフレグランス作りが体験できるワークショップブースや、1回10円で挑戦できるおかしすくいもありました。

私と一緒にこのマルシェに参加した2歳の娘もおかしすくいにチャレンジ。なかなかすくえない様子を見たスタッフさんが、気を利かせてたくさんおかしを乗せてくれる優しい場面もありました。

マルシェ会場の雰囲気はとてもアットホームで和気あいあいとしており、お客さんも出店者の皆さんもとても楽しんでいるように見えたのが印象的でした。終始和やかな雰囲気に包まれていたこの「チャリンコまるしぇ」。訪れた人にとって特別なひとときとなったのではないでしょうか。