1年間365日ほぼ毎日成城石井の商品を食べている

食べるの大好き、成城石井元店長のスパ夫です！

今回は大人気の無印のカレーに新商品が出たので、徹底解説します！

【掲載動画】

発売されたのが、【北インドのカレーセット】と【南インドのカレーセット】！

それぞれの地方を代表するカレーが、3種類ずつ入っています。

北インドと南インドでは、実はカレーに使われる食材やスパイスが大きく違うことはご存じでしょうか？

大きくは気候の影響が強いと言われていて、比較的寒い北インドでは生クリームやバターといったコクのあるカレーが多く、カルダモンやクミン、ガラムマサラというミックススパイスを使うことが多いです。

また寒く乾燥しているエリアのため小麦の栽培が盛んで、ナンやチャパティなど小麦を使ったパン系の食べ合わせが多く、絡みやすいようルー自体もとろみがあります。

①北インドのカレーセット　80g×３種(1人前)　¥590税込

そんな北インドセットには、「サグアールー」というほうれん草のカレーと、

トマトと玉ねぎをベースにした「チキンパンジャビー」というチキンカレー、

「ダールマッカニー」というバターやカシューナッツでコクを出した豆カレーの3種類が入っています。

「サグアールー」のサグは"ほうれん草"、アールーは"じゃがいも"を意味するいわば野菜カレー。

ほんの微かに感じるほうれん草と苦味と甘み、じゃがいもの芋感を感じるそこそこスパイシーなカレーです。

「チキンパンジャビー」はトマトの酸味と玉ねぎの甘みが美味しいチキンカレーでそこそこ辛さあります！

でもこの辛さがいいんですよね。ちなみにパンジャビはインド北部のパンジャーブという地域から来ているそうです。

「ダールマッカニー」はカシューナッツと生クリームでコクを出した甘めの豆カレー。

ダールは豆、マッカニーはバターやクリームなどを指す言葉で、こちらもパンジャーブ地方発祥のインド全域でも人気のカレーです。

どれももれなくナンに合うんです！

②南インドのカレーセット　80g×３種(1人前)　¥590税込

対する南インドは1年中暖かく、水資源も豊富なためお米の栽培が盛んです。

そのためお米でも食べやすいシャバシャバのカレーが多く、食欲増進のためか辛くスパイシーなカレーが好まれているようです。

北と違ってコクを出す際にココナッツミルクを使うのも南インド風。

無印のセットにもココナッツミルクの入った「かぼちゃのオーラン」というカレーが入っています。

その他にはチキンの旨味がきいた「チキンウップ」、辛さと酸味がきいたスープ状の「ラッサム」など、個性豊かな面々です。

今回は無印良品で売っている、インドでも食べられている長粒種の「バスマティライス」でいただきます。

この「かぼちゃのオーラン」がドストライクな味で、これだけ単品販売してほしいと切に思いました！

ココナッツミルクのコク深さとカボチャの甘みが絶妙に絡んでいて、一瞬でなくなります。

ただカレー感は皆無なので、他のカレーと混ぜ合わせたり、アクセントに食べるくらいがいいかもしれません。

「ラッサム」はトマトをベースにニンニクと黒胡椒で味付けした、

から酸っぱいスープ状のカレー。

カレーではあるものの、スパイスの効いたスープのような感じでもあります。

これがバスマティライスにやたらと合うんです。

「チキンウップ」はチキンの旨味を生かした、こちらもスープ状のカレー。

味付けはシンプルな塩味ベース、ラッサムほど辛くはありません。

ちなみに”ウップ”が塩を意味します。

まとめ

無印のカレーは単体でも美味しいですが、混ぜることでまた違った味わいが生まれるんです！

食べる際はバスマティライスとナンを用意して、インドの色々な味を食べ比べてみてくださいね。