メンタルが強い人から学ぶ!自分との折り合いの付け方と心をラクにする方法とは?
こんにちは、精神科医しょうです。
メンタルがあまり強くない人の特徴として、「悪いのは自分」と考えてしまう傾向があります。
いつも自分を責めることで劣等感が大きくなり、ネガティブな感情を抱えながら心を苦しめる状況におちいります。
何かにつけて「できない」「無理だ」と自動的に考えてしまうことも多く、「自分はいつもついていない」「良いことなんて一つもない」と考えるようになったりしてしまいます。
しかし、これでは人生が好転するチャンスを逃してしまいかねません。
落ち込んだら落ち込みっぱなしや、過去のことをクヨクヨ考え続ける「クセ」を少し軌道修正するだけで、気持ちは前向きになります。
自分の性格自体を変えようと思うのではなく、考え方のクセを知り軌道修正することで、「好きな自分」に近づいてみませんか?
本日はメンタルが強い人から学ぶ、心をラクにするための自分との折り合いの付け方についてまとめてみました。
メンタルが強い人から学ぶ、自分との折り合いの付け方とは?
私たちは現実を客観的に見ているようで、実際は自分の思い込みで見ていることが多くあります。
「もうダメだ」「無理だったのだ」と決めつけてしまい、メンタル面や行動面に大きな影響を与えていることも多々あります。
しかし、メンタルが強い人はこういった場合、どのようにとらえているのでしょうか?
気持ちを切り替えるだけで、物事を解決しているのでしょうか?
問題に直面した時にメンタルが強い人なら、自分とどうやって折り合いを付けるのでしょうか?
・ダメなことはダメだと受け止める
問題が起こった時にあなたは、「ダメだ!」と決めつけていませんか?
何がダメなのか?具体的な問題がどこにあるのか?立ち止まって考えたことはありますか?
しかし、本当にダメなことももしかしたらあるかもしれません。
仕事上の大きなミスや人間関係のトラブルなど、解決しようのない事態が起こることもあるでしょう。
その場合はどの程度、ダメなのかを考えてみるようにしましょう。
ダメなことをきちんと受け止める強さも時には必要です。
また、問題を一気に解決しようとするのではなく、一息ついて、まず問題を整理してみてください。
すると、ダメではない部分が見えてくる可能性もあるため、問題に取り組みやすくなります。
・考え方のクセを無理になおそうとしない
「白黒思考で考えてしまう」「相手の気持ちを深読みし過ぎてしまう」「~すべきだったのにと考えて後悔してしまう」など、人にはそれぞれ考え方のクセがあります。
同じクセでも状況によっては、役に立つ場合とそうでない場合があるため、そのクセが良いか悪いかは決めつけることができません。
白黒思考が強い人は割り切りが良いということになりますし、相手の気持ちを深読みする人は、思いやりがあり相手の立場に立った判断ができるかもしれません。
また、べき思考で考えてしまう人は責任感が強いとも取れます。
ポイントとしては自分の考え方のクセを知り、上手に活かすことが大切です。
時には軌道修正が必要な場合もあるかもしれませんが、軌道修正の必要性を感じられるようになれたら、上出来ととらえましょう。
・上から目線で自分を見ない
誰でも知らず知らずの内に自分や他人に対して、完璧を求めてしまうことがあります。
特に自分に対して「すべき」「しなければならない」と命令をしたり避難したりしてしまうことがあります。
他人から言われたら許せないことですら、自分の心に命令をされると無理をして頑張ってしまいます。
しかし、誰でもできることとできないことがありますよね。
「すべき」と考えて頑張ることは大切ですが、「これはできない」とあきらめることも心の健康のためには必要なことです。
何でも自分に対して上から目線で命令するのではなく、できることとできないことを仕分けすることで、自分を大切にしましょう。
心をラクにする方法とは?
生きていく中で、上手くいかないことは必ずありますよね。
そんな時に自分を追い詰めるのではなく、上手くいかない原因を探すことで、困難な状況から一歩抜け出せるのではないでしょうか。
たとえば、頑張れば頑張るほど空回りする時は「なぜ上手くいかないんだ」とイライラすることがあるかと思います。
そんな時は立ち止まり、まずは自分の感情と向き合いましょう。
なぜイライラしているのか?イライラの原因を探ると、意外と自分では思ってもみなかった考えが自分から返ってくるかもしれません。
心をラクにするには、まずは自分の感情を自分に聞くことから始めてみましょう。
まとめ
今回は、メンタルが強い人から学ぶ自分との折り合いの付け方について解説しました。
メンタルが強い人は、考え方の軌道修正をすることで、心の平穏を保っていると言えます。
自分のメンタルを守るためにも、どうすれば自分と折り合いを付けられるのか、この機会に考えてみると良いかもしれません。
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