ノビル(野蒜)の見つけ方と、毒草との区別方法、現地で生食する時の生食セットのご紹介
皆さん いつもありがとうございます!
少し雨模様の日もありますが、桜も各地で見られ 春本番!って感じになってきましたね! いろいろな草花が一斉に成長を始めるシーズン! そう!野草も然り!!
中でもノビル(野蒜)は、あまり野草をご存じない方でも 一度は、聞いたことはあるのではないでしょうか?
今回は、私も大好きな野草ノビルの見分け方と、 採取方法についてご紹介したいと思います!
<ノビルとは?>
ユリ科ネギ属の多年草。全国の野原、河原の土手などに自生していますが、昔は、忍辱(にんにく)、野蒜(のびる)、韮(にら)、葱(ねぎ)、辣韮(らっきょう)と、からくて臭気のある五種の野菜とされていました。※昔は野菜の仲間だったのですね。
また仏教上、欲情や怒りの心をおこすとしてこれを禁じていたそうです。
根元に鱗茎と呼ばれる玉状の肥大した部分があり、 これを食用とすることが多いようです。 ※私は全草、食べますが。。(笑)
<見つけ方>
写真の様な姿で生えています。 もともと野菜だったせいなのか、 日当たりの良い、川沿いの土手や田んぼの畦道、野原など、 人が生活していそうな身近な場所に自生しています。
<見分け方>
見分け方は至って簡単!!この3点を守れば簡単に区別できます!
①根元に縦筋の入った薄い白皮
②葉を千切った時の断面が、潰したストロー形状
③指で擦り潰した時のネギ臭
さあ!コレであなたもノビルが見分けられるはず!
でも!!!
慣れるまでは判らないものですよね! しかも、姿が若干似ている毒性の植物で 間違う可能性のあるスイセンという植物がありますので、 念のため区別する方法をお伝えしておきますね!
<毒草との区別>
スイセンとノビルは葉の見た目がよく似ていますが、 葉の形、鱗茎と葉の比率、そして匂いが異なります。
①葉の形:スイセンの方が平たく、ニラの様なの葉形状をしている。
②鱗茎と葉の比率:スイセンは鱗茎の大きさの割に葉が短く、
また、枝分かれするまでの長さが短い。
③葉を千切って匂いを嗅ぐ。
ノビルの葉を手でちぎり臭いを嗅ぐと ニラやネギのような臭いがしますが、 スイセンはそのような臭いはしません。
花の形状でも見分けることができますが、 春のノビル採りでは花が咲いていないこともあるので、 念のため、先日咲いていた、スイセンの花を載せておきますね。 この花が咲いていたら絶対にやめておきましょう。