なぜ? 晩秋なのに、春の「丘クレソン」と呼ばれる野草「タネツケバナ」が??生食で味を確認してみた!
ひこばえ交じりの休耕田を何気に観ていると!
むむむ?皆さん、下の写真の真ん中右あたりですが、判りますか??
春の野草のはずの『タネツケバナ』です!
採取場所や、生食・加熱食の様子などを動画にしましたが、
この「タネツケバナ」は以前、春の野草調査で生食した際に、
味が似てたので勝手に『丘クレソン』と名づけたのですが
ほんと、生食可能で食するとクレソンの様に爽やかな辛味のクセのない美味しい野草なんです!
それが、この時期にも出会えるとは!!驚きです!
早速、1本千切ってむしゃむしゃしてみましたが
この爽やかな辛味は、春と同じ『丘クレソン』!!
『アキノタネツケバナ』と呼ばれるそうですが、 秋に咲くタネツケバナの意で春の『タネツケバナ』と同じモノだそう。
◆名前の由来◆
稲作の種もみをまく前に水につける時期にこの花が咲くということからこの名がついたと言う説や
果実が熟すと、種子を覆っていた皮が反転して、勢いよく種子を四方に飛ばすことから、繁殖力の強さを馬「種付け馬」が転訛(てんか)して、タネツケバナになったという説も。
◆生息域◆
日本各地の水路脇や田畑周辺のやや湿ったところで見られる野草。
◆ありがたい効果◆
むくみ、腫れ物に効果があるとされ、利尿や咳止めなどには、乾燥した種子1回分として2グラムを約水0.1リットルで半量まで煎じて服用するそう。
春の野草は先日のハコベといい、『二期作・野草』ジャンルが出来そうですね!
余りにも夢中になってガサゴソしていたので、「コセンダングサ」の種子が!
その昔から、動物や人が通るたびに、こうやって生息地域を広げていった草の特徴も勉強出来ましたね!
自然と人間の営みに今日のあざす!(合掌)