干し方を変えるだけ!梅雨の部屋干しでもバスタオルが2時間も早く乾く方法
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。部屋干し臭が気になる洗濯物といえば「バスタオル」。さっぱりしたお風呂上がりに不快なニオイがしたら台無しです。
本日は、乾きにくい代表選手である「バスタオル」の干し方を6種類試し、一番乾きやすい方法を確かめました。実際に試してみると、ちょっとした干し方の違いだけで2時間も早く乾いたので、結果をシェアします。なかなか乾かないバスタオルにうんざりしている方は参考にしてみてください。
部屋干し方法
試したのは次の6種類です。
・ランダム干し
・アーチ干し
・ずらし干し
・「M」の字干し
・ジグザク干し
・うずまき干し
【実験を行った環境】気温27.3度、湿度78%
窓を閉め切った部屋でバスタオルを干します。乾燥時のバスタオルの重量は約215g。※同じ種類のバスタオルを使って実験しましたが、個体差が±0.5gほどありました。
床置きのサーキュレーター(首振り機能あり)で下から風を当てます。サーキュレーターがなければ扇風機でもいいです。
30分ごとに干しているバスタオルの重さを測り、乾くまでの時間を計測しました
5.5時間 ランダム干し
特になにも考えずにランダムに干しました。
外側に干したタオルはバスタオルがサーキュレーターの風を遮ることになり乾きにくく、洗濯物全体を乾かすのに6.5時間もかかったものの、バスタオルだけをみると5.5時間です。バスタオルにサーキュレーターの風が当たりやすかったからだと思います。
ランダムに干して全体をより早く乾かしたい場合は、まずはサーキュレーターの風が当たりやすい中央にバスタオルを配置して、途中で配置を入れ替えるという手間がかかります。
6時間で乾いた「アーチ干し」
部屋干しの基本「アーチ干し」は外側に長い衣類、内側に短い衣類を配置する干し方です。2016年LIONの実験では通常よりも速い下降気流が発生し早く乾くことが分かっています。
今回の実験ではバスタオルを外側に配置した場合、バスタオルよりも内側の短い洗濯物はランダムに干すよりも1時間近く早く乾いたものの、外側のバスタオルは乾きにくいという結果になりました。部屋干しの基本である「アーチ干し」をしたとしても、バスタオルを両端に配置すると早く乾かないことがわかりました。バスタオルを早く乾かすためには次で紹介する「ずらし干し」の方法を取り入れる必要があります。
4時間で乾いた「ずらし干し」
「ずらし干し」とはバスタオルをハンガーにかけて干す場合、左右の長さを変えて重なる部分を少なくした方法です。
サーキュレーターや扇風機を床に配置した場合、風が直接当たる下部から乾いていくので、長く垂らした面から乾燥がバスタオル全体に伝わり驚くほど早く、なんと4時間で乾いてしまいました。ただ、バスタオルよりも外側に配置したタオルは乾きが遅く、全体が乾くまでに6.5時間かかったので、バスタオルは洗濯物の端になるように干すと全体に早く乾きます。ただ、長く下に垂らすので干場に高さがないと難しいのがデメリットです。
4.5時間で乾いた「M字干し」
2本のハンガーや洗濯ポールを使ってM字なるように干す方法です。重なる部分がないので風通りがよく早く乾きます。ずらし干しよりも高さがないところでも干すことができますが、横のスペースに余裕がないと邪魔になってしまうのがデメリットです。
浴室乾燥やエアコンなど、上から風が当たる状態で干すのに向いています。
5時間で乾いた「ジグザグ干し」
ピンチを使ってバスタオルをジグザグになるように干す方法です。
M字干しを横にしたような配置の干し方です。こちらも重なる部分が少なく効率よく乾きます。バスタオルだけでなくシーツなどの大物の洗濯ものも活用できます。
5時間で乾いた「うずまき干し」
ピンチなどを使って「の」の字になるようにうずまき状になるように干す方法です。
効率よく風を内側まで届けることができるので早く乾きます。
バスタオルの内側に靴下や下着などの小物を干せば、小物類も早く乾くと言う利点があります。
バスタオルを早く乾かすための干し方 まとめ
バスタオルの部屋干し方法を試してみました。ランダム干し、アーチ干し、ずらし干し、M字干し、ジグザク干し、うずまき干しの6種類を比較。バスタオルだけをみると、ずらし干しとM字干しが早く乾くことがわかりました。部屋干しの基本であるアーチ干しにこれらの干し方をプラスすれば、部屋干しでもバスタオルがしっかり早く乾きます。洗濯物の生乾き状態が5時間を超えると部屋干し臭のリスクが高まるので、バスタオルが乾きにくいと悩んでる方は、ぜひ参考にしてみてください。