52歳。学校教員。どうすれば恋愛スイッチが入るのか自分でもわかりません~おみおじリポート(118)~
2年間で6組の結婚カップルを輩出。「おみおじ」活動の地道な成果です
※2022年9月16日追記。山本さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。残念ながらオネットでは良きご縁をご紹介できませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
受けオネット会員は、取材して記事を書かせてもらう代わりに無料で婚活のお世話をさせてもらっています。活動期間は半年間。この期間内に結婚せよとは言いませんが、短期集中で婚活に取り組んで、結婚を視野に入れた「真剣交際」ができる相手を見つけてほしいと思っています。
2020年4月からこの仕組みでおみおじを行い、オネット内で真剣交際に至ったのは10組ほど。そのうち5組は結婚しました。そして、今月末に6組目が誕生する予定です。彼らとはときどき連絡を取り合っていますが、それぞれ仲良く暮らしているようです。
オネットで婚活の勢いをつけて、他の場で良き相手を見つけた人も10人います。うち1人は結婚を報告してくれました。よかったね……。
いいところまでいったのに残念!と思える元会員も少なくありません。特に男性は良くも悪くも成長が遅い傾向があり、活動期間が終わってから良い方向に変化する人もいます。ならばもう一度がんばってもらいましょう。マチコ先生と話し合って「この人は今なら結果を出せそう」と判断したら、受けオネットへの復帰を打診中です。
もっと気軽に会うことができていたら違った結果になっていたかもしれません
関西地方で公立学校の教師をしている山本和雄さん(仮名、52歳)も、前回の活動が終わった後でようやくその「傾向と性質」が見えて来ました。まず、残業も多い教員生活に加えて生徒へのスポーツ指導にも情熱を注いでいるため、遠距離恋愛には時間や気持ちを向けにくいということです。
「オネットでお見合いさせていただいた東海地方のシングルマザーの方と2回会ったのですが、『関西まで来ていただくのは申し訳ない』という気持ちが先立ってしまい、先に進むことができませんでした。仕事と子どもたちのスポーツ指導で忙しくしている私ですが、土日の午後からならば時間を作ることもできます。関西にお住まいの方で、もっと気軽に会うことができていたら違った結果になっていたかもしれません。私にも(前妻が育てている)子どもがいるので、シングルマザーの方はむしろ歓迎なのですが……」
オネットはお見合いをZoomで行っているので、全国各地の人と出会うことができるというメリットがあります。僕の読者であるという共通点もあり、マチコ先生によるサポートも得られるので安心です。実際、直近では離島に住んでいた研究者女性と東京在住の公務員男性がゴールインしました(レポート記事はこちら)。
でも、山本さんの場合は気軽に会える距離にお互いがいることが重要なようです。今回は関西地方で住み暮らしている女性に絞りましょう。
お互いに意見を言い合える関係で「2人で奏でるハーモニー」を味わいたい
「お見合い相手を関西在住者に限定しても、爽やかな山本さんに会ってみたい女性は少なくないはずです。だからこそ、山本さんにとって一番重要な結婚の条件を教えてください」
すかさず切り込むマチコ先生。今回こそは山本さんに良い相手を見つけてほしいという意気込みが伝わってきます。僕たちに話すことで、山本さんも自己分析を深められることでしょう。
「話が合うこと、ですね。どちらかと言えば相手が話してくれたほうがいいです。ただし、一方的なのも困ります。お互いに意見を言い合える関係というか、2人で奏でるハーモニーを味わいたいというか……。わかりにくくてすみません。自分でもどういうときに恋愛スイッチが入るのかわからないのです」
コミュニケーションが成り立つことは現代の結婚生活では必須要件です。山本さんの話は的外れではありません。ただし、どんな相手とならば話が合いやすいのかをもう少し探っておく必要があります。
教員として働きつつ、子どもたちと一緒に体を動かせることはありがたい
アウトドアや旅行、テレビなども大好きだという山本さんですが、日常生活は極めて健康的に固定されています。平日は朝7時には学校に出勤して補習などを担当。夜はスポーツの指導や授業準備があり、土日もスポーツ指導が生活の中心です。
「教員として働きつつ、子どもたちと一緒に体を動かせることはありがたいと思っています。お金を払ってジムに通う必要もありません。もちろん、楽しいことばかりではありませんが、好きなスポーツを続けられていて病気もしない健康な体を維持できています」
納豆や味噌、酢などの日本古来の発酵食品が好きで、歯の健康にも注意しているとのこと。山本さんはかなりの健康オタクなのです。結婚相手にも同じような運動量を求めるわけではありませんが、不健康だったり出不精だったりする女性はパートナーとして明らかに向いていないでしょう。むしろかなりアクティブなほうが山本さんと価値観も話も合うはずです。
関西在住で、体を動かすことが好きな健康志向の女性。この2点で絞ってもたくさんの候補がいるでしょう。マチコ先生はそれでいいのだと断言。感覚重視の山本さんはある程度の人数と会わないと自分と合う女性は見つけられないからです。
「人数ではなく期間を限定しましょう。これから半年間で出会う女性の中から結婚相手を決める、という強い気持ちでオネットに臨んでください」
その設定ならば、忙しい山本さんも婚活に時間とエネルギーを集中投下できそうです。山本さん、今度こそオネットを卒業してくださいね!
※文中の受けオネット会員は仮名です。山本さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。