【日光市】美味&リーズナブルな観光エリアの穴場そば店「一汁山菜 麺工房 寛」手打ちそばを山菜と共に
日光田母沢御用邸の道を挟んだ斜め前、日光東照宮から徒歩約13分と、観光エリアの真っ只中に、穴場のば店があるのを知っていますか? 早刈り花蕎麦の手打ちそばを、前菜の山菜、美味しいかき揚げと共に1000円で楽しめる、超リーズナブルで美味しいお店です。粗びき粉による7:3の細切り手打ち生そばを打つのは、鹿沼に手打ちの製麺所を営むご主人。その自慢の蕎麦をご紹介します。
「一汁山菜麺工房 寛」店名に込められたお客様への思い
一汁三菜ならぬ、一汁山菜を店名に謳う「麺工房 寛」。観光エリアにあり、とてもおいしくてリーズナブルなのに意外に知られていない穴場のお店です。駐車場から入口まではスロープもあり、車いすでも入れます。
お店の中は民芸調の和の空間。空間もゆったりしていて落ち着けます。
店名にある「一汁山菜」は、お勧めセットメニュー。山菜など前菜3品のことのようです。このセット、前菜・野菜かき揚げ天ぷら・蕎麦 または きしめん(盛りorかけ)が付いて、なんと1000円というお値段! 筆者、初めて訪れた時、あまりのお安さにびっくり。
前菜は席について一汁山菜セットをオーダーをすると、ほどなく運ばれてきます。木のお皿に盛られていて、とても素敵! しかも一品一品手作りで、めっちゃ美味しいではありませんか!
実はこの前菜、お客様がそばを待つ間のひと時、蕎麦にあう山菜を楽しんでほしいという店主の思いから生まれたもの。「一汁山菜 麺工房 寛」の店名も、そこから来ています。
確かに料理を待つ間って「まだ来ないのかなあ」「早く食べたいなあ~」「遅いなあ~」って思うこと多いですよね。でもこうして美味しい山菜の料理をつまんでいると、そんなイライラとも無縁!
前菜をゆっくり楽しみ、食べ終わったころに、蕎麦とかき揚げと汁が運ばれてきます。
細麵の手打ちの蕎麦は、喉越しもよく香りも爽やか。仄かに青みがかった美味しい蕎麦です。
そしてお安いセットなので、あまり期待していなかった野菜のかき揚げが美味しい~!!野菜の甘みがとてもよく引き出されていて、油っこくなくてサクサク! かき揚げの上に乗っている三角の「そばかっけ」の揚げ物も。カリっとしていて美味しい。
そばつゆも濃厚!
蕎麦の苦手な方にはきしめんも!
セットの他に、単品の蕎麦(盛り・かけ)または単品のきしめん(盛り・かけ)もあります。
こちらは、単品のきしめん(かけ)。本来は何も付かないはずの単品なのに、箸休めの刺身こんにゃくがサービスで付いていました。かけなのに、山菜も入っていてネギもたっぷり! ツルツルもちもちの麺でとても美味しかったです。
でも日光で「きしめん」・・・って、ご主人名古屋出身なのかしら・・・と、興味がわいて聞いてみました。
その理由は「二人で食べに来て、一人が蕎麦、一人がうどんを頼むと、蕎麦は早く茹で上がるけれど、うどんは茹で時間が蕎麦より長くかかるので、どうしてもお待たせすることになる。でもきしめんなら早く茹で上がるので、蕎麦と近いタイミングでお出しできるから」とのこと。
そこまで考えてるのか~! と、筆者、マジで驚きました。
サイドメニュー2種も美味しい!
サイドメニューは2種。この日は「巻湯波山椒煮」を頼んでみました。
いやあ、これが美味しかった!!生ゆばを巻いたものを山椒と炊いてあるそうなのですが、山椒の香りがたまらなくいい香りで、思わずおかわりしたくなりました。
天ぷらの盛り合わせも美味しそうなので、次回はぜひ天ぷらの盛り合わせも頼んでみたいです。
香り豊かな「早刈り 花そば」を拘りの手打ちで!
「一汁山菜 麺工房 寛」は、実は鹿沼市の手打ちの製麺所「麺工房 寛」の実店舗。手打ちの蕎麦製麺所のご主人が、日光の実店舗で金・土・日曜限定で腕を振るっているというわけなのです。美味しいはずです!
「麺工房 寛」が、8月現在使っているそば粉は、黒化率70~80%で刈り取る「早刈り 花そば」。早刈りの蕎麦粉で打つそばは、香りがよく青みがかった美しい色の蕎麦。福井県食品加工研究所によれば、早刈りのそばの実は完熟の蕎麦よりもポリフェノールやルチンも多く含まれているそうです。
夏の新そば「早刈り花そば」。この爽やかで美味しい蕎麦を、ぜひ「一汁山菜 麺工房 寛」で味わってみてくださいね。
一汁山菜 麺工房 寛
住所日光市本町1-34
電話:090-6137-5225
定休日:月曜日 火曜日 水曜日 木曜日
冬季:12月~2月金曜定休日
営業時間:11:40~15:00 (LO 15:00)
車いす可