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今年の夏は汗が気になる!汗の臭いを落として防ぐ【3つの対策】を洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家
汗の臭い、気になっていませんか?

洗濯研究家の平島 利恵です。今年の夏は本当に暑いですよね。少し外に出るだけで汗が滝のよう。そんな時、「服の臭い」が気になりませんか?
朝は気にならなかったのに、汗をかくと漂うあの嫌な臭い…。もしかすると、洗ったばかりの服なのにすでに臭う、とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

そんな夏の嫌な臭いを解消するために、明日からすぐに試せる3つの方法をご紹介します。

汗をかいた服が臭う理由とは?

なぜ夏は服が臭うのか、その原因を探ってみましょう。
実は、臭いの元は“汗そのもの”ではありません。洗濯後に衣類に残る雑菌や、私たちの皮膚に存在する常在菌が、汗で湿度が高まると活発に繁殖し、これが臭いの原因となります。
夏の臭いを予防するためには、衣類に残る菌を清潔に洗うのがポイントです。

洗濯槽の掃除も忘れずに!

服が臭うとき、意外と見逃されがちな原因が「洗濯槽の雑菌」です。汚れた洗濯槽では、洗濯後に衣類に雑菌が付着し、嫌な臭いを引き起こします。
家族暮らしの場合は月に一度、一人暮らしでも2ヶ月に一度は必ず洗濯槽の掃除をしましょう。

▲半年掃除をしないだけで、洗濯槽はこんなに黒カビだらけ!

夏の臭いを防ぐ!正しい洗濯

1.濡れた衣類をそのままにしない

洗濯槽に脱いだものを溜めるのも臭いの原因に!
洗濯槽に脱いだものを溜めるのも臭いの原因に!

汗で濡れた服やタオルを、そのまま洗濯カゴや洗濯槽に放置していませんか?
濡れた状態で放置すると、周りの衣類にまで雑菌が繁殖し、洗濯前から臭いが漂うように…。濡れたものはすぐに洗うか、洗えない場合は乾かして保管しましょう。

洗濯後もすぐに干すことが大切です。

2.こまめに洗濯する

皮脂や汗の汚れは、時間が経つほど繊維の奥に染み込み、酸化して臭いの元になります。夏場はこまめに洗濯するのがベストです。すすぎは必ず2回以上行いましょう。さらに、温水を使って洗濯することで、洗剤の洗浄力がアップし、汚れをしっかり落とすことができます。

▲お風呂のお湯取りホースで簡単に温水洗浄

3.洗浄力の高い洗剤を使う

衣類が汚れやすい夏場は、粉洗剤がお勧めです。アルカリ性粉末洗剤は液体洗剤と比べ洗浄力が高く、皮脂や汗の汚れをしっかり落とすことができます。

臭いが酷い時は、温水でつけ置き洗い
40度程のお湯に、アルカリ性粉末洗剤をよく溶かし、1~2時間ほどつけ置きしてから洗濯機にかけます。繊維の奥に染み込んだ汚れ・臭いまで溶かし出し、黄ばみや黒ずみにも効果があります。

夏は清潔な洗濯で臭いを防ごう!

夏は衣類が汚れやすい季節です。いつもよりも徹底した洗濯で、嫌な臭いを予防し、清潔な衣類で快適に過ごしましょう!

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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