本日「行政書士試験」~ガンバレ!受験生!
本日、11月10日(日)は、行政書士試験。59,832名(前年プラス372名)がエントリーしています。そこで、受験生にエールを込めて、合格を勝ち取る試験当日の過ごし方についてお伝えしたいと思います。
「今ある力」を全て出し切る
とにかく今までやってきた自分の力を全て出し切ることに意識を集中しましょう。これまでに勉強してきた成果を本番で素直に出せばいいのです。逆に言うと、自分が今までやってきた以上のことは、当日できることはないのです。だから、過剰に不安に思う必要は一切ありません。当日は「できる限りのことをする」それだけです。
試験時間までの過ごし方
ここまできたら焦っても仕方ありません。なるようにしかならないという、いい意味での開き直りが大切です。
今日の天気は全国的に思わしくないようです。寒さ対策は万全にしましょう。また、電車の遅れなど、想定外のトラブルがないとも限りません。交通トラブルが起きても間に合うように、試験会場には早めに着くようにしましょう。
最寄り駅に着いたら、深呼吸をしながらゆっくり歩いていくと心が落ち着きます。
早めに会場に着いたら、「気になる点」に集中して最終確認をしましょう。ただし、あれもこれも確認するのはやめましょう。苦手の箇所ではなく、得意科目を確実に点に結び付ける視点でチェツクすることをお勧めします。
試験時の心構え
試験が始まる前はリラックスすることが大切です。リラックスできれば自分の持っている力を十分に発揮できるからです。いかにリラックスして平常心で試験に臨めるかが、合否の分かれ目といってもいいでしょう。
緊張したら深呼吸をするのが効果的です。気が張っているときは呼吸が浅くなっているものです。
呼吸に意識を向けて、鼻か口からスーッと息を吐き切ってみましょう。息を深く吐くと、自然に息を吸い込むことができます。呼吸にだけ意識を向けてそれを何度か繰り返していると、自然に気分が落ち着いてきます。
本番開始の合図と共に全力を出せるように、それまではリラックスした精神状態を保っておきましょう。
「不測の事態」は必ず起きる
試験を受けるにあたって心構えとして覚えておいてほしいことがあります。それは「不測の事態」は必ず起きるということです。
試験本番になって、急に尿意を催したり、腹痛になったりするかもしれません。また、出題傾向がガラッと変わって、過去問にはなかったようなタイプの問題が出されたり、出題形式が変わったり、急に問題の難易度があがっていることもあるかもしれません。
ただ、不測の事態が起こったとしても、それを慌てず受け入れるという心の準備をしておいてください。
試験本番では、それまでありえなかったようなことが起こるのはむしろ普通のことです。普段どおりにやりたいと思っていても普段どおりにいかないのが本番です。
想定外の事態が起こっても焦らない
例えば、難しい問題が出題された場合、ほかの受験生も同じように難しいと思っている可能性が高いのです。
だから、過度に焦る必要はないのです。落ち着いて、できるところから解いていけばいいし、わからない問題があったとしても、わからないなりに食らいついていけばいいのです。
そういうときこそ、前述のように深呼吸して平常心に戻り、普段どおりに問題を解く作業を続けていきましょう。
残り1秒まで粘り尽す
問題を解き終わってもケアレスミスが無いか、受験番号は間違いないかなど最後の1秒まで見直しましょう。
実は、私は残り1秒で答えを書き直して、これが決め手となって合格しました。
では、受験生の皆さまが受験勉強で蓄えてきた全ての力を出し切ることを心よりお祈りいたします。頑張れ!受験生!
※参考・引用
『99日で受かる!行政書士試験最短合格術』(遠田誠貴、税務経理協会)
『そうだったのか!行政書士』(竹内豊、税務経理協会)
『行政書士合格者のための開業実践講座』(竹内豊、税務経理協会)