【泉佐野市】「石けん」だけで11年間シャンプーした髪に驚き…。「泉州生まれの無添加石けん」ホントの話
南海本線「泉佐野」駅から徒歩5分、つばさ通り商店街の中に“小さな石けん屋さん”があります。お店の名前は「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」。
「食べられるほどやさしい」というその石けんは、実際に使用した人から“よろこびの声”が後を絶たない様子。
*食品ではないため、実際に口に入れることはお控えください。
主原料は、食用レベルの無農薬栽培ココナッツオイルとパームオイルに加えて、保湿成分としてアボカドオイルとココナッツクリームを贅沢に配合。さらに用途にあわせて肌に良い天然成分をプラスした“お悩み別のラインナップ”は6種類。
*記事のおわりに期間限定のお得な「福袋」のご紹介もありますのでお見逃しなく。
商品上から時計回りに「カユプティ」 650円、「ライスブラン」 700円、「オレンジ」 700円、「ハニー」 740円、「ジャワティー」650円、「ミント」 650円。
*料金すべて税込。各標準重量80g、ほか徳用パックあり
「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」代表の橋本 健一さんは、生協で商品開発を担当したご経験や、長年悩まされたご自身のお肌のトラブルを克服したことがきっかけとなり、石けんの開発をスタートさせたといいます。
「生協時代から、『合成洗剤』ではなく『石けん』を推奨する活動をおこなっていました。石けんと一口に言っても品質や製造方法は多岐にわたります。石けんが良いとわかっていても使い勝手が良いものは少なく、これだ!というものを見つけても値段が高い。大学で化学を専攻していたということもあり、ならば自分で作ってみようと思ったわけです。『高品質で低価格の石けんを提供したい』という想いが原動力となりました。『品質のわりにはありえないほど安い』と、経営コンサルタントをしている知人に怒られるんですよ 笑」と、橋本さん。
ちなみにすべての石けんの”成分”に「ヤシ油、パーム油、水、水酸化Na」と書かれているのですが、これは「石けん素地」のことだそう。一般的に販売されている石けんは、これを総称して「石けん素地」と書かれているものが多く、それでは何の油脂を使用しているのか消費者にはわからない、と橋本さんはいいます。「水酸化Naって一瞬なに?って思うでしょ?これは海水から作る”石けんには欠かすことのできないアルカリ分”なんです」。
すこしでも疑問に思うことをキャッチして、すぐに答えてくれる橋本さん。
あらためて考えてみると、原材料が明確に書かれていない商品って巷にあふれていますよね? それはとても怖いことだと痛感いたしました。
乾燥するこれからの季節は、保湿成分がたっぷり入った「ハニー」と「オレンジ」がおススメとのこと。
開発当初は、“シャンプー用”に作ったという「オレンジ」。洗顔で使用した人が、あまりの“しっとりさ”に「もう手放せない!」と、リピーターが急増中なんだとか。
わたしも「オレンジ」を購入し、その使い心地を自宅で試してみました。
“洗顔ネット”がなかったので、手で泡立ててみました。
おー! 無添加石鹸ってあまり泡立たないイメージでしたが、5、6回手のひらで転がしただけでクリームのような濃密な泡ができました。
香りをお届けできないのが残念ですが、新鮮なオレンジのいい香りがします。
きめ細かいクリームのような泡、写真で伝わりますか? 石けんを洗い流した肌は、つるんつるん。泡切れもよく、“日々使うことが楽しみになる石けん”だと思いました。
それにしても、本当に良い香り~♪
そして驚くことに橋本さんの11歳になる娘さんは、“生まれてからずっと石けんでシャンプー”をしているそうですよ。
その髪がコチラ。
すごくきれい! 髪一本、一本がとてもしっかりしているように見えます。
「石けんでシャンプーをすると、髪がきしむというお声をよく耳にしますが、石けんが髪をきしませているのではなく、合成シャンプーで痛めたキューティクルが露呈しているだけなんです。というのも、石けんはただ純粋に汚れを落とし、本来持っている力を引き出すもの。個人差はありますが、使っているうちにきしみ感も気にならなくなりますよ。近頃は、何かカラダにトラブルが起きると“足し算”で考える人が多いですよね。使っているものを減らしてみることも大切です。“引き算”の考え方こそ、人が本来持っている力を引き出してくれるのではないでしょうか。
『オラン・ク・オラン』とは、インドネシア語で「人から人へ」という意味合いなんです。元々は、広告宣伝費をかけずに口コミで広がるように…という想いを込めて名付けたのですが、コロナを機に人と人が分断され、対話することの大切さを痛感しました。商品と人のファンになってほしい。『オラン・ク・オラン』(人から人へ)は、時代の変化はあるものの、人に寄り添う“小さな石けん屋さん”でありたいと願っています」。
“人に寄り添う”のは、消費者に対してだけじゃないようです。
橋本さんは、“材料の栽培方法や生産者を知ることが大切”と、実際にインドネシアのバリ島へ足を運び、生産者の方々とも交流を続けています。
「人から人へ」の「オラン・ク・オラン」の想いは、遥か遠く離れたインドネシアから届けられていたのですね。
ここに一枚の写真があります。
つばさ通り商店街の中にある「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」。実はこの場所で昔、橋本さんのお父様が「作業衣料の店」を営まれていたそうです。
「正直ここは、商売をはじめる場所としては寂しいところです。それでも躊躇しなかったのは石けんに絶対的な自信があったからです。あと、僕たちの世代ってこのエリアが衰退していく様子しか見ていないんですよ。お店がひしめき合い賑わっていた幼少時代から大型店舗の台頭によってひとつ、またひとつと店舗や人通りが減っていきました。生まれ育った泉佐野を盛り上げて衰退する時代を終わらせたいという想いから、父が遺してくれたこの場所でがんばっていこうと思ったんです」。
幼少期から自宅兼店舗でもあるこの場所に「ただいま」と帰宅している橋本さん。
成長と共に感じていた“閑散としていくわが街”に歯止めをかけたいという想いもあったのですね。なんだか胸が熱くなりました。
今回は、冬におススメの「オレンジ」を中心にご紹介いたしましたが、ほかにも用途別にさまざまな石けんが用意されています。使用感の好みは個人差があるため、一度手に取ってお試しくださいね。
試してみたい! という方に朗報です。
「オラン・ク・オラン」では、期間限定でお得な「福袋」の販売がスタートしています。詳細は「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」公式ホームページ(外部リンク)よりご確認くださいね。
確かな品質と、納得価格の「泉州生まれの無添加石けん」は、帰省の際の手土産にもよろこばれそうです。
今年も残すところあとわずか。自分を労りながら新しい年を元気に迎えたいものですね。
【基本情報】
店名:「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」
公式ホームページ(外部リンク)
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市栄町9-7
Tel:080-3858-4714
営業時間:月曜・水曜・金曜 9:00-12:00
E-mail:shop@orangkeorang.com
*商品の購入方法は、本店ほか、電話、メール、LINEでも注文を受け付けています。
その他、イオンモールりんくう泉南1F「ブレスガーデン」、りんくうまち処(りんくうタウン駅)にも一部商品の取り扱いがあります。
*駐車場は最寄りの公共駐車場をご利用ください。
*記事内容は取材当時のものです。
取材協力 「無添加石鹸 オラン・ク・オラン」
代表 橋本 健一様
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