雨の日こそドライブしたい!映画のロケ地にもなったドラマチックな庵治町【高松市】
早くも梅雨に入った四国地方。これからうっとうしい天気が続くと思うとうんざりしてしまいますが、そうは言っても降るものはしょうがない。
屋内の遊び場に逃げてもいいのですが、せっかくなので雨の日なりに楽しもうと、今回はジムニーを借りて、ドラマチックな庵治町をしっとりと走ってきました。
城岬公園(しろばなこうえん)
まず最初に向かったのは、海沿いに広がる城岬公園。雨なのに公園なの? と意外に思われるかもしれませんが、しっとりとぬれた緑や遊歩道のタイルなど、写真を撮るのにちょと面白いかなと思い立ち寄ってみました。
晴れた日の木漏れ日なんかもいいのですが、雨の日は葉の緑が鮮やかに見えますし、葉から落ちるしずくなどを見ていると心が落ち着いてくるような気がします。まさに自然のセラピーですね。
庵治石のタイルも雨にぬれて、まるで鏡のよう。いろんな角度から眺めてじっくりリフレクション狙いの写真を撮っても面白いかも。
そして、やっぱり見ておきたかったのがここから眺める瀬戸内海。前方に屋島を望む入り海のような場所なので、雨に煙ると幻想的な姿を見せてくれます。
傘に当たる雨音を聴きながら海を眺めると、しっとりと浸れますよ(笑)
セカチューのロケ地ほか
雨の日のドライブは視界が悪かったり、車が汚れるのが嫌だったりとネガティブなイメージがどうしても付きまとうのですが、気持ちの持ちようで案外「雨だからこそ」の楽しさもあると思います。
窓の雨粒が景色と一緒に流れていく様子がなんだかかわいかったり、時にはセクシーに見えたりもしますし、例えばカップルなら車内の密閉感が増して親密度が高まるかもしれません。
残念ながらおっちゃんとではまったく親密度が高まりようがないと思いますので、とっとと次の目的地に進みましょう。
庵治町と言えば香川県民なら知らない人はいないあの映画、そう「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地になった場所です。なんだかんだで映画が公開されて24年もたつのですが、いまだに庵治と言えばセカチューなのです。
映画に出てくる雨平寫眞館のロケセットか残っている「純愛の聖地庵治・観光交流館」は最もメジャーなスポット。映画には曇りや雨のシーンが多かったので、その印象もあってかやっぱり雨が似合います。
モデルの扇世(みこと)さんも「雨の庵治ってすごく好きなんです」と、リアルセカチュー世代でもないのにそう話すことからも、何か雨が似合う要素があるのでしょう。
庵治漁港周辺を歩いてもやっぱり雨が似合う。
そして、セカチューのフォトスポットとしても人気の「皇子神社(おうじじんじゃ)」。
このブランコも雨や曇りの日の方がやっぱり映えますよね。
そして、セカチューロケ地の最後は「王の下沖防波堤」。そう、主人公のサクが防波堤を走る有名なシーンに使われた場所です。
僕は少年のサクが走るシーンより、大人になったサクがあらためてここを訪れたシーンの方が情景としては印象に残っています。
それだからか、ここもやっぱり雨か曇りがいい!
実はこの場所、意外と駐車スペースが広いので、車好きの人なら海を背景に愛車を撮るのにも実は最適な場所なのです。
せっかくジムニーをお借りしたので、僕たちも記念に撮ってみました。
おっ! ジムニー女子!(笑)
亀尾海水浴場
最近ジムニーって女性にもすごく人気なんだそうですが、実は今回同行してくれた扇世さんもほしい車候補に入っているんだそう。
「カッコかわいい」スタイリングにひかれるそうですが、今回同乗してみて、気になっていた乗り心地もうわさで聞いていたほど悪いという印象がまったくなくてさらに欲しくなったそうです。僕も実は気になっているのですが、撮影機材とか運ぶのでやっぱり2ドアはちょっとつらい。近い将来国内でも販売されるであろう5ドアに期待したいですね。
と、珍しく車内で車談議に花を咲かせていると、せっかくの四駆なんだからと、ちょっとムラムラしてきました。
ということで立ち寄ったのがこちら、亀尾海水浴場。
さすがに砂浜までは入りませんが、土の上をゆっくり走るだけでも楽しい。
今回のルートの中で、一番ジムニーに合った風景が楽しめました。
ということで、今回は個人的に雨が似合う町だと勝手に思っている庵治町をドライブしてみました。
雨の日のドライブは普段とはまた違った楽しさもいろいろありますが、とは言え、晴れている時よりも危険なことも多いので、くれぐれも運転には気を付けてお楽しみください!
おしまい。
車両協力 = 株式会社スズキ自販香川
モデル=扇世(みこと)/Instagram(@mkt_ballet)