【富士宮市】知る人ぞ知る秘境にある『どあひ』 隠れ家的なお店で提供されるこだわりの蕎麦
口コミでも評価が高く、県内うまい蕎麦ランキングではいつも上位にランクインしている『どあひ』さん。
所在地は粟倉ですが、車高の低い車だと道中が厳しいと聞いていたので、行きたいと思いつつなかなか行けなかったお蕎麦屋さんです。
今回は農家のポルシェ(サンバー)に乗せてもらい、念願の『どあひ』を訪れました。
場所は県道72号線を富士方面に向かい走り、村山浅間神社を越し、約100mほど進んだ先に、十字路があるのでどちらでも構わないので曲がります。
曲がったら右折。背の高い木々の間の道を通ると左側に看板が出ていますので、左折します。狭い道の急な角度の左折なので、慎重に大回りして曲がった方が良いと思います。
そしてさらに森林の中を突き進むと、隠れ家的な建物『どあひ』に到着です。
建物の前に4台ほどの駐車場、向かいの土地にも駐車可能です。お店の前の暖簾がひらひらと風に遊ぶのを見て、「間に合った―!」と喜んで入口に走ると、足をぐらしてしまい、痛たたっとなりました。
足元の敷石が不安定なので、走ると危険です!(そして記事を書きながら気が付いたのですが、足をぐらすって静岡の方言のようで、標準語だと「ひねる」と言うそうです)
お店に着いたのは12時20分。ドアを開けるとちょうどカウンター前の1テーブルが空き、他は満席でした。席は4~6人掛けテーブル3席と、一段揚がった場所に4人掛け座敷が1席です。私達の後に入店した方でお蕎麦が終了しました(12時30分くらい)。
ちょっと耳が遠い旦那様と、優しい奥様とお二人でお店を切り盛りされています。お蕎麦は1日30食くらいの用意なのでしょうか。
お店の中の雰囲気は手作り感のある山小屋風。
窓の外に見える景色も、自然そのものです。窓際にさり気なくシュウカイドウが、飾られています
メニュー(お品書き)
粗挽き十割そば 1150円
もりそば 1000円
ざるそば 1050円
かけそば 1100円
(大盛は400円増)
そばがき 600円
自家製そば豆腐 300円
おしるこ 450円
コーヒー 300円
今回は念願の『どあひ』だったので、その魅力を満喫しようと『粗挽き十割そば』、「ざるそば」、『自家製そば豆腐』、『おしるこ』を注文しました。
まずは『自家製そば豆腐』を賞味。
そば粉の交じった豆腐は、蕎麦そのものの色。もっちりした食感の中に蕎麦の風味が凝縮されていました。
『ざるそば』は『粗挽き十割そば』と比べると蕎麦の色が薄く感じます。
ちょっと太めの麺はコシがあり、風味も豊か。
『粗挽き十割そば』はつなぎがない分、ぽろっとするような歯ごたえです。
お蕎麦なのにちょっと甘みを感じるのは、有機栽培の玄蕎麦信濃1号と会津のかおりを使用している上に、粗さにもこだわりすべて自家製粉し、打ちたてよりも数時間寝かした方が甘みが増しおいしくなるため、朝4時から打ち始めるというこだわりの賜物。
薬味は自家栽培で、御殿場の天野しょうゆ、三河みりんを使ってかえしとだし汁を合わせ寝かせたそばつゆという、蕎麦以外にも店主さんのこだわりが伺えます。
最後に食べた『おしるこ』はほど良い熱さに餅粉とそば粉を混ぜたような丸いお餅が入っていました。
とっても優しい味に、こころもほっこり。
このおいしさを知ってしまったら、多少行きにくい場所でも訪れたくなります。
蕎麦の風味の余韻に浸りながら、今度はいつ来ようか?なんてスケジュール帳をチェックしていました。
蕎麦どあひ
住所:富士宮市粟倉2735-58
TEL:0544-23-5023
営業時間:11:00~14:00(蕎麦が終了したら閉店)
定休日:火曜日・水曜日・木曜日・1月1日~1月5日