【習志野市】GW後半はどこに行く? 「藤崎森林公園」で大地から這うように伸びる不思議な植物を確認!
藤崎7丁目にある「藤崎森林公園」は住宅街にありながら、公園内に一歩足を踏み入れるとどこかの避暑地に来たような気持ちになれる、自然豊かな公園です。
京成バスの「藤崎森林公園入口」停留所から徒歩約5分程度の場所に位置していますが、駐車場もあるので、車で遊びに来ることもできますよ!
実はここにまるで大蛇のような大樹のような、不思議な植物があるのをご存知でしょうか?!
筆者が訪れた日は4月の平日、午前9時。駐車場側の入口から公園内へ足を踏み入れるとなんとも清々しく柑橘のような甘さと酸味の香りがしてきました。どうやら椿の香りのようです。
まず目に入るのは菖蒲園。もうじき紫の美しい菖蒲が咲く季節を迎えます。菖蒲園の中程には東屋もあり、ここで菖蒲を愛でながら一息つくのも気持ち良さそうです♪
歩みを進めると、自然豊かな景色の中にひっそりとたたずむなんともかわいらしい色の旧型車両が見えてきます。
どうやらこの車両は長野県木曾王滝森林鉄道で使用されていたディーゼル機関車。
威風堂々とした正面と、連結されているかわいらしい車両との見た目のギャップがなんともユニーク。
これが森林鉄道として走っていたのはどんなところなんでしょうね♪
このディーゼル機関車のすぐ近くには、2024年3月で改修工事を終えたばかりの旧大沢家住宅があります。
駐車場から旧大沢家住宅まで来ると、だいたい公園の端から端まで歩いたことになります。公園の真ん中には池があり、亀が気持ち良さそうにひなたぼっこ。
帰りは池の反対側を歩くとしましょう。反対側はちょっとした小高い山になっています。
山の上のほうへ上ると隣接住宅の屋根などが見え始め、ここが住宅街の中にある公園であったことを思い出させます。いつの間にか、忘れかけてしまうくらい、喧噪からは遠ざかった場所。
森林公園というだけあって、避暑地のような背の高い木々に囲まれた空間は静寂で、天を仰ぐと伸びた樹々のすき間に静かな空が広がります。
ここでは子どもがかくれんぼをしたり、おいかけっこをしていて楽しそうに遊んでいました。
小高い山でひとしきり時間を過したあと、池の方へ降りる遊歩道の途中、這うようにして生えているこのなんともダイナミックな曲線を描いた木が現れます。
まさに「現れた」という表現を使いたくなるような、生き物のような木。
この下をくぐり抜ける時は看板にもあるとおり、頭上注意です!
反対側に回ると、先ほどよりさらにダイナミックな光景に。
土から這うように太く遠くまでうねりのびる大蛇のようなその姿から巨樹の根と思い、後日、樹齢を知るべく市役所に問合せたところなんとこれは木ではなくて藤の「つる」という回答。その昔は藤の花も実際に咲いていたこともあるんだとか。驚きの結果でした!
車でも行けますし、バス停からも近い藤崎森林公園はコンパクトながらも魅力のある公園です。GWの後半に、アドベンチャー気分&のんびり気分を味わいに行ってみては?
◆藤崎森林公園◆
住所:習志野市藤崎7丁目14
TEL:047-451-1151(内線277)習志野市役所公園緑地課
駐車場開放時間:午前9時から午後4時30分まで