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【東広島市】100年の歳月を経て、今も時を知らせる時報塔!

中本祥二ライター(東広島市・三原市)

市内の志和エリアの志和堀地区。県道46号線の、セブンイレブンの位置する交差点から福富方面へと曲がるとすぐに左手に見えてきます。国の登録有形文化財の「時報塔」。

大正11(1922)年に、在郷軍人会の志和堀分会が建設した鐘楼です。内部の鐘はアメリカ製で、志和堀からアメリカに移住した15名の方が寄贈したそうです。

塔の高さは7.8メートル。鉄筋コンクリート造りで、上部は木造です。立法長方形の外面の三辺にそれぞれ「時ハ金」「時間節約」「定時励行」と記されていて、軍人さんの規律正しさがうかがえます。

昭和17(1942)年にサイレンが取り付けられました。2022年に建造100周年を迎えましたが、今も一日に5回サイレンが鳴っているとのことで、地域の人々の生活リズムのアラーム、アクセントになっていることと察します。

すぐ近くには椅子とテーブル付きの休憩スペースもありますので、ぜひ車を停めて一息付いてはいかがでしょうか。

(了)

文・写真 中本祥二

時報塔

広島県東広島市志和町志和堀字二の平3324-7

年中・24時間公開

お問い合わせ先:082-420-0977(東広島市役所 文化課)

ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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