山口市にある「瑠璃光寺(るりこうじ)」は、国宝・五重塔を有する寺院として知られています。桜や梅の名所とも言われていますので、今が良い季節ですね。少しずつ暖かくなって梅が咲き始めたので、散策へ出かけてきました。

瑠璃光寺内にある五重塔は、大内文化の最高傑作といわれていて、日本に現存する五重塔のうちで10番目に古く、その美しさは京都の醍醐寺・奈良の法隆寺とならび日本三名塔の1つに数えられるほど評価の高い建造物です。上層に浮くほど屋根同士の感覚が狭められており、高く見えるように工夫がされているそうです。

今年は梅の開花が少し遅かったようで、3月に入ってようやく鮮やかになってきたようです。もうしばし楽しめそうですよ。

梅の香りを楽しみながら、瑠璃光寺へ参拝。

たくさんの見どころがありますので、ゆっくり散策したくなります。それぞれ説明の看板があるので、読みながらめぐります。まずは、「知足の手水鉢」。

本堂の前の常香炉で煙を浴びて清めます。

靴を脱いで、本堂へ。

本堂の奥に、迷いを救う「弥勒菩薩様」がおられます。迷いが多い時代ですので、しっかり祈願してきました。

ぐるりとめぐって、願いに合わせてお参りくださいませ。

お庭には、佛足石というものがあります。お釈迦様の足跡をなでながら感謝。

本堂向かって左に受付があります。そちらで御朱印がいただけます。（300円）

参拝の後は、再び梅を愛でながら一服いたしましょう。

香山園名物、あめ湯をいただきました（400円）。懐かしい甘さに、ほっと一息。

五重塔を背に奥の方へ入っていくと、香山墓地が広がります。豊かな木々の中、風が清らかに感じます。こちらの「うぐいす張りの石畳」で手を叩くと、その反響が美しいですよ。

階段の方に向かって手を叩くと反響します。

今は梅の花の季節、もうすぐ桜の季節が来ますね。華やかな春の「瑠璃光寺」で、自然と文化を感じながらの散策は、心落ち着く時間でした。