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もうすぐプール開き!保護者に気を付けてほしいプール遊びの注意点

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

5月も終わりを迎え、6月になるとプール開きを行う園や学校が多いのではないでしょうか。そこで今回は、実際の現場での経験から、集団でプール遊びを行う際に、保護者の方にも気を付けていただきたい注意点をお伝えします。

家庭でのプール遊びとは異なり集団での活動になりますので、我が子だけ良ければ・・・ではなく集団の中の一人だということを考えていただけたら幸いです。

プールでの活動は夏だけの楽しい体験であると同時に、様々な危険も伴います。現場も全神経を集中させて活動していますので、保護者の皆様にもご協力いただきたいです。

水着は一度家庭でも自分で着脱

新しい水着を買ったまま園に持参し、自分で着脱できないお子さんが時々います。全く何も自分でできないとなると

楽しいプール遊びを前に落ち着かない子どもたちの中で、保育者の手が一人に集中
着替え時間が長くなり、楽しみにしていたプール遊びの時間が短縮
着替えが大変で活動自体への意欲が落ちてしまう

ということが起こります。

ですから、園に持参する水着は一度はご家庭でも着脱の練習をしていただけたらと思います。

プールカードの記入

園によって異なりますが当日朝の体温、プール遊びへの参加不参加、保護者の印鑑などが必要だと思います。

プールバッグは持参しているのに、記入漏れがあり活動に参加できないとなると、一番悲しむのはお子さんです。お子さんに参加させてあげられないことを伝える保育士も、かなり心苦しいです。

お子さんに夏を楽しんでもらうためにも、プールカードの記入漏れ、提出忘れにはくれぐれもお気をつけください。

水疱瘡・とびひなどの感染症、体調不良

水疱瘡、とびひなどは接触感染が起こります。ですから、それを放置したままプールに入ると、たちまちプールは危険地帯に。他のお子さんや職員にも感染し、プール遊び自体も不可能になります

ですから「我が子が楽しめればこのくらい大丈夫」は絶対にやめていただき、皮膚の異常を注意深く観察し、発見でき次第受診したり早めの対応をして完治するまではプールは控えましょう。

また、少し体調不良でも無理をしてその日のプールを楽しんだ結果、長引いてしまった、悪化してしまったというお子さんも多くいます。

病気が流行りやすい時期でもありますし、プール遊びは通常より体力を使います。絶対に無理をせず、体調が整っている日に入りましょう。

ここは必ずお子さんの希望ではなく、保護者判断でお願いしたいです。

まとめ

プール遊びは集団での活動です。

子どもたちにもプール内でのルールは伝えますが、保護者の皆様にも、プール遊びを安全に楽しく行うことができるよう協力していただけたらと思います。

保育士・ほめ育てアドバイザー

大人が変われば子どもも変わる!知識をつけたことで子どもたちとより良い関係に。その経験から、現場で実践したお子様との関係が良好になる工夫・保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!少しでも参考になれば嬉しいです。 保育士・幼稚園教諭・ほめ育てアドバイザー・チャイルドコーチングアドバイザー

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