【碧南市】『碧南市藤井達吉現代美術館』企画展「春陽会誕生100年それぞれの闘い」7月7日まで。
shungikuです。
『碧南市藤井達吉現代美術館』では企画展「春陽会誕生100年それぞれの闘い」を開催中です。
7/7(日)までですので、残すところ1週間となりました。
碧南市出身の藤井達吉の名を冠するこの美術館では、達吉とつながりを持つ作家・芸術家、達吉と「精神性」を同じくする人たちの作品を紹介するというテーマを掲げて多くの企画を進めているとのことです。
作家の名前を聞くだけだと、その「つながり」にピンと来ないとしても、毎回丁寧な解説や展示方法の工夫で、「つながり」への理解が深まります。
今回も「春陽会」に名を連ねる作家たちの絵画、挿絵等に感動しました。
碧南市の通称「てら町」通りに2023年リニューアルオープンした『碧南市藤井達吉現代美術館』があります。
コンパクトだからこそ展示が見やすく、ゆっくりと作品鑑賞ができる美術館です。
美術館に入ってすぐの正面、「藤井達吉」の像がお出迎え。
実物を観賞しましたが、生き生きとして迫力のある絵でした。
とても見ごたえのあるフロアでした。
チラシ等で見たものと「実物」はやはり違い、何か直接訴えかけてくるものがあるように感じられました。
展示構成
第1章 始動:第3の洋画団体誕生
第2章 展開:それぞれの日本、それぞれの道
第3章 独創:不穏のなかで
第4章 展望:巨星たちと新たなる流れ
展示構成に沿って鑑賞していくと「春陽会」の個性を尊重する「各人主義」や当時の大きな社会のうねりのようなものから”それぞれの闘い”が感じられるような気がしてきます。
どれも見ごたえのある作品が並びますが、今回、私が特に惹かれたのは「挿絵」の展示でした。
絵本ではない小説の「挿絵」は小さく緻密でいて、作品の内容をきちんと表現している・・それも「こんな有名な画家さんが描いたんだ」という思い。
みなさんもぜひ体感してほしいと思います。
美術展の楽しみとして「素晴らしい作品に触れる」のはもちろんですが、作家・画家の「生きてきた世界」を感じ取るということがあると思います。
今回の企画の中の言葉「各人主義」は美術の楽しみ方にも当てはまるのではないかと思います。
「写真撮影スポット」が用意されていました。
名画の中に写り込めます。
写真を撮ってシェアしましょう!
SNS投稿で「藤井達吉のポストカード」がプレゼントされます。
参加・体験型のイベントは楽しいですね。
『碧南市藤井達吉現代美術館』ではこのように参加型のイベントや「コラボ企画」に力を入れており、興味をそそられるものがたくさんあるので、チェックお忘れなく。
講演会・ワークショップ・ミュージアムコンサートなどは好評のうち終了したようです。
美術館のすぐ近くにある人気ベーグルカフェ「わっぱ堂」とのコラボ商品。
購入してみました。
中央部分は抹茶風味。周りはメロンパンのような仕上がりで、とても美味しくいただきました。(発売日はご確認ください)
美術館のチケット半券提示で50円引きになります。
「CAKE SHOP GOOD」さんとのコラボで「いわしちゃんクッキー」小林徳三郎の「鰯」を再現。鰯の向きに注目!
再現のためかごの調達に苦労されたと、美術館員の方にお話を伺いました。
多くの方に来館いただくため、さらにリピーター獲得のために常に努力を続けていらっしゃること、応援していきたいと思います。
『碧南市藤井達吉現代美術館』1階には景観が素晴らしいカフェ「むぎの家」が併設されています。
ここはチケットの有無にかかわらずいつでも利用できる居心地がよいカフェで、
パンが美味しく、ランチ利用もできます。
『碧南市藤井達吉現代美術館』の紹介とともに期間わずかとなった企画展をお知らせしました。
まだまだ知名度は低めなわが町の美術館ですが、毎回の企画展も藤井達吉の常設展も見ごたえのある展示です。
積極的に「お勧め」いたします。
『碧南市藤井達吉現代美術館』
住所:碧南市音羽町1丁目1番地
電話:0566-48-6602
美術館Instagram
「春陽会誕生100年それぞれの闘い」
期間:2024 5/25(土)~7/7(日)
開館:10:00~17:00 ※入場16:30まで
観覧料:一般1000円(800円)高大生600円(480円)中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※市内在住・在学の高校生、65歳以上、障がい者手帳お持ちの方と付き添い1名は無料