瀬戸内海にある人口207人の「阿多田島」を3時間かけて1周してきた【すぐ行ける離島・広島県大竹市】
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/top_1664335325633.jpeg?exp=10800)
こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。
まだ行ったことのない場所へ行ってみよう。ということで、離島巡りをスタートさせました。
近場の方は興味を持っていただければ嬉しいですし、遠方の方は行った気になっていただければ嬉しいなと思っています。
今回は、広島県大竹市「阿多田島」へ行ってきました。
フェリーで行ける阿多田島とは?
![瀬戸内海のこの場所にある島です](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664335510802.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
阿多田島…瀬戸内海の有人島で宮島から南に5km、大竹市から南東約8.5kmの位置にある島。
島の面積は2.39平方km、周囲11km、最大標高は204m。
特に観光地ではないため、聞いたことのない島という方もいると思います(僕もそうでした)。
この島へ行くには、ゆめタウン大竹や晴海臨海公園近くにある「小方港」から出ている阿多田島フェリーを利用します。
![時刻表と価格表](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664341776075.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![切符は船内で購入できる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664341743148.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今回は、大人1人の利用なので710円×2(往復)で1420円かかりました。
料金は船に乗ってから船員さんが回収に回るので、その時に払えばOK。
小方港からフェリーに乗っていざ阿多田島へ
![阿多田島を結ぶフェリー、結構大きい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664335777619.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
港に着くと、フェリーが到着していました。
車や自転車、バイクなども載せることのできる割と大きめのフェリー、「涼凪」に乗って35分の船旅です。
![工場マニアに嬉しい船旅かもしれない](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664341832120.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
港を出発すると、すぐ右手に見えるのが三菱ケミカルの工場群。
工場好きにはたまらない光景かもしれませんね。僕はこういうの見るとファイナルファンタジーの神羅カンパニーを思い出してしまいます。
![購入した切符は下船時に船員さんに渡すシステム](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342010295.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
フェリーで35分、阿多田島へ上陸
![フェリーの乗客は、ほぼ釣りをするお客さんでした](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342154662.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
フェリーで瀬戸内海の景色や、海を行く漁船を眺めていると、あっという間に35分が経過していました。
阿多田島に上陸して、島を1周していきます。
![かすれて年代を感じる地図](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342263451.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
島にはこんな地図も設置してありましたが、かすれてよく分かりませんでした。
グルっと島を一周できそうなのだけはかろうじて分かります。
もし地図を見たい場合は、港からまっすぐ歩くとすぐ見える「旅客待合所」の中にある、島の子供が描いた(?)地図が詳しいので便利です。
![阿多田島旅客待合所](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342415159.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ちなみに、ソフトバンクの電波は島内ほとんどの場所で入りました(島の裏側あたりの一部のみ電波が入りにくい場所アリ)。
電波が入るためグーグルマップも使えますし、迷うことはないでしょう。
![島の子供が描いたであろう地図](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342381176.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
島の見どころなどが描かれた地図を見つつ、とりあえず歩き出します。
![海は漂流物が多かった](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342510014.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
釣り人も多かったので、僕も釣り竿を持ってくれば良かった…と思いました。
今回は島歩きが目的ですが、ちょっとした船旅も楽しめるので、釣りを目的に来るのも子供連れの方にはいいかもしれませんね。
島を初めて歩いた僕の1周ルート
![阿多田島全体図](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664342675148.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
港に着いた僕は、島を右へと歩きました。(地図で言えば左側へ回った)
右からも左からも島は一周できるのですが、山道には阿多田島灯台資料館の場所に、宿泊施設の「海の家あたた」があるだけで、他には何もありません。
山道を逆から行くとかなりの遠回りになるので、灯台資料館に行きたい場合は、しっかりルート確認してください。
![海の家あたた](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664343098805.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
海の家あたたは、最大50人が収容できる宿泊施設。
市内市外を問わず、5名以上のグループであれば利用可能。 (※5名未満の場合は5名分の使用料(満たない人数×一般料金を加算)が必要。中学生以下だけでの利用は不可。)
※大竹市HPから抜粋
![灯台資料館](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664343110874.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
訪れた日は灯台資料館は閉まっていましたが、雰囲気のあるレンガ塀を見るだけでも楽しめました。
![休憩用のベンチ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664344884837.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
海の家あたたや山道へと繋がる道に、ベンチが設置してありました。
山歩きに疲れたら、ここで一休みして一服するのもいいですね。
![坂道から瀬戸内海を望む](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664344960131.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
阿多田島には、飲食店がありません。
釣りや山歩き、ちょっとした散歩でこの島を訪れる場合は、お弁当などを持参しなければいけません。
![島の自販機](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664345025099.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
また、飲料水を確保する場合は港近くの自動販売機で購入するか、フェリーの中で購入できます。
※もちろんゴミは各自持って帰りましょう。
ついでに橋を渡って隣の猪子島へ
![写真右側に見えるのがフェリー乗り場](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664345149803.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
阿多田島のフェリーを降りて周りを見渡すと、この橋が目につきます。
阿多田島と、隣の小さな「猪子島」を結ぶこの橋を渡ると、水産加工場がいくつかありました。
![牡蠣の殻がまとめられている](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664345141194.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
工場がいくつかあるだけの猪子島ですが、竜宮神社があります。
「いつからあるか分からない」神社というのもロマンがありますね。竜宮神社という名前も良い感じ。
![とても小さな神社](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664345915717.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![竜宮神社の詳細がまとめられている](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664345940898.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ちなみに、阿多田島にも「阿多田島神社」があるので、小さな2つの島に2つの神社があることになります。
阿多田島神社は、民家に近いこともあり、島に根付いた歴史ある神社という感じがして雰囲気のある場所でした。島の神社ってなんかいい。
![階段を登る必要があります](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664346228514.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
この神社の目の前には郵便局があるのですが、建物自体はイマドキの外観。
普段なら普通に感じる郵便局も、島では異質な感じがして面白い。
初めての離島「阿多田島」を巡って
山道を進んだり、路地裏を回ったりして島を1周すると、だいたい3時間くらいでした(猪子島含む)。
普段の生活で歩く距離の短い僕は、足が棒のようになってしまいましたが、歩きなれている人であればハイキングコースとしても楽しめるんじゃないかと感じました。
ただし、山道は草木が刈られていないので通りにくい場所もあり、しゃがんで移動しなければいけない場所も。季節柄か、蜘蛛の巣も多いため注意する必要がありました。
普段キャンプに行く時のようなブーツで島歩きをしましたが、歩くだけであればやはりスニーカーがおすすめ。
![高山登山口](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/kanochikara/article/00315570/internal_1664346513170.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
島内で最標高の高山(標高204m)への登山も楽しめるようです。道が結構険しそう。
先ほども書きましたが、飲食店がなく、地図には存在する商店も営業していなかったので食べ物や飲み物は自分で用意する必要があるので注意です。
とても静かな島なので、数人でワイワイとお弁当を持って歩きに来るのも楽しい島かもしれません。
初めての離島旅、のんびりした空気の流れる「阿多田島」でした。
しま散歩の模様はYoutubeチャンネルでも公開中!ぜひご覧ください。
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《プロフィール》
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【かの地から しーまん】
キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。
キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。
山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。
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