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ゴルフはスマホ1台でうまくなれる!スイング動画のチェックポイント

アッキー永井SUPER理論派ゴルフコーチ

ゴルフは正確性が求められるスポーツです。野球に例えるならば打率10割が要求されるようなもので、一度でもミスをすればすぐさまスコアに響てしまいます。そして何よりの特徴と言えば「止まっているボール」を打つということです。それゆえに良いスイングを繰り返し行えるかどうかが重要視されるのです。今回はスマホ1台だけでゴルフが上手くなれるスイングのチェック方法をご紹介したいと思います。

スマホで撮ったスイング動画で出来ること

  1. 正面のアングルからわかること
  2. 飛球線後方のアングルからわかること

1.正面のアングルからわかること

正面のアングルからは体の姿勢やバランス、クラブの動きが分かりやすいです。特に重要なのはフェースの向きと、シャフトの傾きです。

バックスイング時も、振り終えた時もあまり大きく左右に体がずれていない方が良いです。昔は右に体重を乗せて、左に乗っていくことを良しとされていましたが、今ではやり過ぎはよくないとされています。次に見るのはクラブを振り下ろしてインパクトを迎えた時に、シャフトがどうなっているかです。プロはよく「ハンドファースト」と言って、クラブヘッドよりも手元が少しだけターゲット方向に進んでいて、シャフトが傾いている状態になっていることが多いです。ところがアマチュアの場合、シャフトが地面に垂直かターゲット方向と反対方向に傾いていることがあります。

2.飛球線後方のアングルからわかること

飛球線後方のアングルからは打ったボールの弾道に関わることが多くわかります。ちなみに、今回は「飛球線後方」と書いていますが物理的にはプレーヤーの「横」ですよね。しかし、ゴルファーの感覚的にはターゲット方向が「前」なので、「後ろから動画撮って!」と言われたら飛球線後方と思いましょう。間違ってもお尻側から撮って変態と間違われないように...

このアングルから見るべきポイントの1つに足、太もも、肩のラインが揃っているかどうかがあります。あえてズラす技術もありますが、まずはすべてのラインがしっかり揃っていて飛球線と平行かどうかをチェックしましょう。

次に、腕が突っ張ったり手が体に近すぎないかです。腕は肩からダラーンと垂らし、手元は大よそ肩かアゴの下に来ると良いでしょう。そうしないとクラブのライ角※通りに構えることができず、ナイスショットしても曲がってしまうことがあるのです。

最後は実際に動画を動かしながらチェックしなければなりませんが、クラブの通り道です。ボールと脇のあたりを結ぶ線を描き、その下を通るならややインサイドアウト、それよりも上ならアウトサイドイン、ちょうどならスクエアとなります。少しくらいならどれでもエラーというほどではありませんが、あまり極端になるとボールが大きく曲がってしまうので注意しましょう。

※ライ角=シャフトと地面が作る角度のこと
→参考リンク:ブリヂストンスポーツ「ライ角とは」

スマホの使い過ぎにも注意が必要?

ここまでスマホで撮影した動画でチェックできるポイントをいくつか紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?是非ご自身でスイングを撮影してチェックしてみると上達が加速することと思います。

しかし、最後にひとつ伝えたいことがあります。ある程度スイングチェックすることに慣れてくると、動きを意識的に変化させることに慣れてきてしまいます。そうすると変化するのが楽しくて、打つたびにスイングをチェックする癖がついてしまうのです。つまり意識的に形を作っているだけで、本当の意味では体に染みついていないのに「出来た」と勘違いしてしまうのです。その場合、コースで再現するのは難しいでしょう。スイングをチェックするのは10回に1度くらいに留めた方が効果的です、スマホへの頼りすぎには注意しましょうね。

SUPER理論派ゴルフコーチ

理論派ゴルフコーチ。力学、解剖学、さらに時間の流れを取り入れた「4次元思考」でゴルフを分析する。在米経験からか、時折見せる寒めのジョークがレッスンのスパイス。近年プロゴルファーのサポートにも注力している。

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