第四世代のGoPro Hero4発表!2014年10月04日販売開始
KNNポール神田です!
アップルのiPhone6/6Plusの販売後、2014年の10月は、5.92インチのGoogle Nexus 6や下旬のGALAXY Note Edge Xperia Z3などの発表があったが、ついにビデオカメラでは、あのGoPro の第四世代となる GoPro Hero4が発表となった。世界販売開始日は、10月04日(土)だ。
日本仕様版の発売は10月下旬からだ。
・ HERO4ブラックエディション 59,000 円(税抜)
・ HERO4シルバーエディション 47,000 円(税抜)
・ HERO 19,500 円(税抜)
http://gopro-nippon.com/news/2014/0929_hero4/index.html
今回は世界に先駆け、一足先に実機をテストする機会が得られたので、インプレッションレポートをおこなってみたい。
HERO4のBLACKの特徴はすべてのパフォーマンスが2倍に!
なんといっても、HERO4 BLAKは、4K(3840×2160)で、30フレーム/秒の撮影が可能となった(HERO3は15フレーム)。サイズやデザインは従来のGoProのまま。これが一番、画期的な進化といえるだろう。そして、4K以外にも、2.7K、1440Pなどがあり、1080Pのフルハイビジョンでは、120フレーム/秒での録画が可能となる。フルハイビジョンでの、超スローモーションによる映像が可能となる。
HERO4 SILVERの特徴はタッチパネル式液晶の搭載!
4Kでフルフレームで撮影できるHERO4 BLACKも魅力的だが、我が家には4Kテレビがまだ来ていない(笑)。また、4Kサイズの映像を編集したり、素材をおいておくフラッシュメモリのスペースも潤沢ではない。
むしろ、HERO4 SILVERのタッチパネル式液晶の方が、ボクにとっては都合がよかった。
GoProは何度か使って、失敗をして、モニター無しの感覚がつかめてから本領が発揮できるアクションカメラだ。スマホでコントロールということも可能だが、双方のバッテリー容量も常に気にしておく必要がある。
しかし、今回のHERO4 SILVERであれば、液晶があるので、最初から失敗することが極端に少なくなる!
また、小さな液晶だが、今までのようにGoProを使う度に、老眼鏡を持ち出す必要があったがそれも不要となる。
SILVERは、4K(3840×2160)で、15フレーム/秒の撮影が可能。1080Pのフルハイビジョンでは、60フレーム/秒での録画が可能だ。基本スペックはHERO3に近い。
HERO4 SILVERで3WAY三脚で撮影、GoProStudioのテンプレートを使用。それをYouTubeにアップロードしてみた。
3WAY三脚は、軽量であたかもカメラマンがいるかのような映像が撮影できる!
ボルダリングのような、エクストリームでないけど、日常的にはかなりのエクストリームスポーツにチャレンジ!
和太鼓をたたいた、HERO4のマイクの感度がよくなった!
夜間に強くなったGoPro HERO4
今回のBLACKもSILVERも、夜間写真は10、15、20、30の露光時間調整や、夜間コマ撮り(タイムラプスの写真撮影)が可能だ。
ジェット☆ダイスケ氏が夜間タイムラプスをテストしている。
GoProの時価総額は、すでにソニーの半分に!
2014年06月26日にNASDAQにIPOを果たしたGoPro。上場から、3ヶ月。株価は80ドルを越え、時価総額は103.5億ドル(1兆350億円)となった。なんと、ソニーの時価総額2兆621億円の半分にまで成長している。
下方修正の下方修正に、苦しむソニーとは、対照的に、カメラとカメラアクセサリーしか持たないGoProが、金融から映画、音楽、エレクトロにニクスのソニーの半分の価値を持つ時代となった。
デザインも、スクリューネジのパーツも、まったく変わらない…。無骨といえば無骨だけど、誰が見てもGoProだとひと目でわかる製品群は特徴的だ。現在のソニー製品は、ロゴを見なければソニー製品だとは誰も気づけない。
しかし、HERO4のBLACKとSILVERでさえ、液晶パネルの有無を見なければ見分けがつかない…(笑)困ったものだ。なぜ、BLACKは黒色にしなかったのか?の理由をGoProでコーヘン・ミトシ・サマーズ氏に聞いてみた。
GoPro社 コーヘン・ミトシ・サマーズ氏
その答えは、BLACKを本当に黒色にすると、発熱や太陽光を集めてしまうために黒にしなかったという。プロ仕様だからこそ名前はBLACKでもボディは黒にしない。しかし、よく見るとロゴの「4」の文字がBLACKは黒で、SILVERは銀にしているという。誰もそこには気づかないけれども、そんなトリビアを用意しているところがGoProの遊び心のようだ。