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【温泉専門家厳選】人生に一度は絶対に行くべき!至高の温泉5選

植竹深雪温泉専門家/温泉ジャーナリスト

温泉ジャーナリストの植竹深雪です。

9月に入り、まだまだ暑さは残るものの、

秋の気配も少しずつ感じられる今日この頃。

夏の疲れもどっと出やすい時期でもあり、

そろそろ温泉に行きたいな、

ゆっくり浸かりたいな、と思う方が多いのではないでしょうか?

なんとなく温泉行きたいけど、どこに行こうか迷ってしまう……

そんな皆様に、これまで数多の温泉に行き、

さまざまな個性があるよき湯に実際に浸かり、温泉を知り尽くした温泉専門家が、

「人生で一度は絶対に行くべき」

「この湯を知らないのは本当にもったいない」と思う至高の温泉をご紹介します。

乳頭温泉 鶴の湯

秋田県にある秘湯、乳頭温泉郷にある鶴の湯

ここは江戸時代から続く、歴史ある秘湯の宿です。

ひとことで言うと、非の打ち所がない湯宿。

足元からぷくぷく新鮮な湯が湧く山のいで湯、乳白色のにごり湯が、

秘湯感たっぷりの露天風呂や豊富な内湯で、余すことなく堪能できます。

茅葺屋根の建物が当時の趣を残している”本陣”の宿泊では、ノスタルジックな雰囲気で幻想的な風景を楽しむことができるのが魅力的なので、そもそも別のタイプのお部屋でも予約困難ですが、本陣の予約はさらに争奪戦。

でも宿泊すると唯一無二のひとときを過ごすことができるので、人を惹きつけて山ない理由がよくわかります。

多くの人が描くにごり湯で温泉情緒漂う湯宿の最適解がここにあるように思う湯宿です、

乳頭温泉 鶴の湯
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
電話:0187-46-2139
日帰り入浴時間:10時〜15時
料金:大人600円
公式サイト:鶴の湯(外部リンク)

不老ふ死温泉

海辺の露天風呂は撮影厳禁です。以前取材にて撮影許可をいただいた写真を使用しています。
海辺の露天風呂は撮影厳禁です。以前取材にて撮影許可をいただいた写真を使用しています。

世界遺産白神山地の麓、日本海に沈む夕陽を一望できる黄金崎に建つ一軒宿

黄金崎不老ふ死温泉。

ここでは言葉を失うほどの感動の絶景温泉を堪能することができます。

黄金崎のある深浦町は、「日本の夕景百選」にも選ばれているとことで、

夕暮れ時に日本海を一望できる波打ち際の露天風呂に浸かりながらの湯浴みは、開放感と絶景にひたすら感動します。

あたり一面が黄金色に染まり、真っ赤な夕陽が地平線にゆっくりと沈んでいく姿はとにかく圧巻です。

黄金崎 不老ふ死温泉
住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
電話:0173-74-3500
日帰り入浴時間:(海辺の露天風呂)9時〜16時
料金:大人1000円
公式サイト:黄金崎不老ふ死温泉(外部リンク)

加仁湯

野趣溢れる露天風呂の他にも湯船が豊富
野趣溢れる露天風呂の他にも湯船が豊富

関東最後の秘湯とも呼ばれている、奥鬼怒温泉加仁湯

ここは源泉を5本持ち、湯量が豊富。野趣溢れる露天風呂で、濃厚なにごり湯をとことん堪能することができます。

日本人の多くの人が描く露天風呂でにごり湯の答えがここにあるような湯宿です。

湯の良さはもちろんのこと、大きな露天風呂の他に、5つのこぢんまりとした湯船も魅力的。四季折々の季節と共に、極上のにごり湯をたっぷり堪能するひとときが至福でした。

加仁湯
住所:栃木県日光市川俣871
電話:0288-96-031
日帰り入浴時間:9時〜15時
料金:大人1000円(フェイスタオル付き)
公式サイト:加仁湯(外部リンク)

いちのいで会館

写真の景観の湯のほか、家族湯が3ヶ所あり、営業日の奇数日と偶数日により男女利用できる温泉が異なる
写真の景観の湯のほか、家族湯が3ヶ所あり、営業日の奇数日と偶数日により男女利用できる温泉が異なる

大分県別府市にある、観海寺温泉いちのいで会館

ここは別府を一望できる高台にあるので絶景と共に、自然につくられたコバルトブルーの湯が目を惹き、圧倒されます。あまりの美しさに言葉を失うほど感動……

さらに嬉しいのが美しいだけではなく、化粧品や入浴剤にも使用されている天然保湿成分「メタケイ酸」をかなり豊富に含んでいるため、美しいブルーの湯に浸かりながら肌も整えることができます。”絶景”と”美肌”の両方に感動した温泉です。

いちのいで会館
住所:大分県別府市上原14-2
電話:0977-21-4728
日帰り入浴時間:平日 11時~17時(最終受付16時)
        土日祝 10時~17時 (最終受付16時)
料金:大人700円
公式サイト:いちのいで会館(外部リンク)

地獄温泉青風荘.

奇跡の名湯、泥湯「すずめの湯」の他、男女入れ替え制の半露天内湯や露天風呂もと浴槽が豊富
奇跡の名湯、泥湯「すずめの湯」の他、男女入れ替え制の半露天内湯や露天風呂もと浴槽が豊富

熊本県南阿蘇にある秘湯、地獄温泉青風荘.

古くから湯治場として栄え、治療療養の湯として多くの人達の心身を癒し続けている名湯「すずめの湯」にて、感動の泥湯を堪能することができます。

そもそも日本で泥湯が堪能できるところ自体、希少です。

青風荘.のグレーの泥湯は足元から湧くピュアな温泉で、天然保湿成分メタケイ酸を豊富に含んでいるので肌の保湿が叶います。さらに浴槽の底に溜まった鉱泥を直接お肌にのせると、驚くほど肌のトーンアップを実感。泥の美白力にひたすら感動した尊い温泉です。

地獄温泉青風荘.
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
電話:0967-67-0005
日帰り入浴時間:10時〜17時(最終受付15時)
日帰り湯治料金:大人2000円
公式サイト:地獄温泉青風荘.(外部リンク)

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温泉専門家/温泉ジャーナリスト

現役アナウンサーで温泉専門家|温泉ライター|温泉の持つ湯力や美肌力等に魅せられ、国内外3500湯以上1500泊以上ほぼ自費で宿泊するほど大の温泉好き。現地に何度も足を運び、温泉全般、旅館、ご当地グルメなどにおいて温泉施設、旅館経営者や女将さんへ綿密な取材のうえ各メディアに発信。人気情報番組から報道番組コメンテーター、雑誌連載において利用者目線のわかりやすい解説は、各業界からの信頼も厚い。温泉に関する資格多数取得。precious.jpにて連載中。著書『からだがよろこぶ!ぬる湯温泉ナビ』(辰巳出版)

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