【河内長野市】衝撃情報!滝畑ダムに続いて寺ヶ池までも、池の一部が干上がっていました。
ご存じの方も多いと思いますが、現在滝畑ダムの水位が非常に下がっており、8月24日午前0時現在の貯水率は34.61パーセントです。
滝畑ダムは河内長野の水がめですが、ここ以外からも水の供給があるので、それ自体で生活に困るということはありません。干上がったことで、ダムに水没した集落の様子が見られるそうです。
ところが昨日たまたま寺ヶ池に行くと、驚いたことに池の一部が完全に干上がっていました。
寺ヶ池は江戸時代に改修されてからは、干ばつのひどい年でも池の底を見せたことのないため池と言われ、水深も最も深いところで、30メートル近くあると言われている深い池です。
なので、北側を見るとまだまだ池に水がたまっているし、さすがにここまで干上がることはないと思います。
それにしても本当に池の水は少ないです。ここには多くの亀や大きな錦鯉が泳いでいますが大丈夫でしょうか?
でも一部とはいえ、干上がっている姿はある意味不気味です。ここはしょうぶ園のあるアイリスの谷あたりですね。
このあたりから異様な光景が見られます。
干上がっているのは、上の遊歩道からちょうどこの階段を降りたところ辺り。ここから菖蒲園のあるところにかけてですね。
ちなみにちょうど一年前に寺ヶ池に行った時の画像がありました。このように水がしっかりと蓄えられています。この辺りは寺ヶ池の中でも端の方ですが、水が無くなるイメージはありませんでした。
それにしてもここまで干上がったからわかったことですが、寺ヶ池の南の方は川のように流れているようです。
これはこちらの寺ヶ池導水路の出口に該当します。石川から8キロくらいの距離を流れていて、池とともに世界かんがい施設遺産に登録された水路。
そういえば最近この水路から水が流れている印象がありません。寺ヶ池の水位が下がったのはここから水が流れていないのも影響しているのでしょうか?
奇しくも同じ日に、市役所の横にある大池にも来ていました。こちらは現在満杯の水を蓄えています。ただし冬場は干上がっていますね。それにしても寺ヶ池の状況とは対照的。
恐らくはこれらの池を管理している水利組合同士のやり取りが色々あるのでしょう。具体的にはわかりませんが、石川の水を寺ヶ池方面に流すかどうかと言ったことについては、河内長野だけでなく、下流にある富田林の農家さんとの関係もあるでしょうし。
ただこうやって干上がっている様子を見ると、導水路からの水の流れの跡がはっきりわかります。底ががえぐられているように跡がついていて、そこに砂利がたまっているなど、見た目は川のようにしか見えません。
普段は池の水面の下に隠れているところも、実は激しい水流があったという証なんでしょうね。また周辺に雑草が生えているということは、結構長い間水が枯れていたとも言えますね。
小さな水たまりのようになっているところもあります。
もちろん私が寺ヶ池の存在を知ったのは、ここ2年ほどのことなので、過去にはこのようなことが何度も起こっているのかもしれません。
ただ、昨年との違いが明らかなのは確か。滝畑ダムに続いて寺ヶ池もこのような状況になっているので、一度は見ておくといいかもです。
寺ヶ池
住所:大阪府河内長野市木戸町
営業時間:24時間自由入場可能
定休日:無休
料金:無料
アクセス:南海千代田駅から徒歩10分