愛知県に濁り湯のこんな名湯があった!「湯谷温泉 はづ別館」
温泉ライターの泉よしかです。
私はこれまで愛知県にはあまり温泉のイメージを持っていなかったのですが、以前読み聞かせボランティアで読んだ絵本に「湯谷温泉」という名前が出てきて、愛知県にその名前の温泉があると知ってから、いつか行ってみたいと思っていたところです。
ちなみに富山県、石川県、島根県、山口県にもそれぞれ湯谷温泉という名前の温泉があります。私が読んだ絵本の湯谷温泉がどれだったのかは、今でもよくわかりません。
湯谷温泉の「はづ別館」
湯谷(ゆや)温泉は愛知県東部を流れる宇連川(うれがわ)に面した山あいの温泉地で、JR飯田線も通っています。温泉街には鉄道の「湯谷温泉駅」もありますが、周辺の環境は本当に静かです。
湯谷温泉の温泉街には7軒のお宿がありますが、そのうち3軒は「はづグループ」。少し離れたところに建つ「はづ合掌」も含めれば、全部で4軒。その中の一つが今回ご紹介する「はづ別館」です。
レトロ感のある外観は大正時代をほうふつとさせます。壁に書かれた文字は「幡豆別館」(右から読みます)。
民芸作りのロビーも素敵です。窓からは川の流れと緑の木々が。
お部屋も落ち着いた和室です。ここでのんびりするのも良いのですが、せっかく温泉宿に泊まるのですから、お部屋に根っこをはやしてしまう前にお風呂に行ってみましょう。
「はづ別館」の温泉紹介
浴室は2ヶ所にあり、夜に男女を入れ替えます。昼間女湯だったのはこちらの鳳液泉風呂。湯谷温泉の開湯は1300年前にさかのぼりますが、そのころ鳳来寺の利修仙人が発見した源泉が「鳳液泉」と呼ばれました。このお風呂の名前の由来です。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物泉。源泉温度が35度弱と少しぬるめなので、加熱して掛け流しで使用しています。
もう一つのお風呂も紹介しちゃいましょう。こちらは内湯の「民芸ひのき風呂」と露天の「庭園露天風呂」です。
庭園露天風呂はとても景色が良いので、夕方か朝風呂の明るい時間帯にぜひ一度入ってみてくださいね。
食事も美味しい「はづ別館」
夕食は地酒が1本着くプランで泊まったのですが、生花を飾って持ってきてくださるところがお洒落だと思います。
キノコがたっぷりのお鍋に…
地元・新城市のブランド牛 鳳来牛のしゃぶしゃぶで…。ほっぺたがとろけるようです。
朝食は和食で、お鍋の中のお味噌汁は自分でお味噌を溶きます。いい香り。
「はづ別館」公式サイトから予約すると「湯の風HAZU」のお風呂にも入れる
「はづ別館」をオフィシャルサイトから予約して泊まると、同じはづグループの「湯の風HAZU」のお風呂にも入れます。「湯の風HAZU」までは歩いて7~8分ほど。おさんぽがてらお出かけするのにちょうどよい距離です。
「湯の風HAZU」には大浴場だけでなく、眺めの良い足湯もあります。
また可愛い営業部鳥のこはくちゃんに会えるかもしれません。「はづ別館」に泊まったら、ぜひお出かけしてみてください。
あまり温泉のイメージがなかった愛知県ですが、出かけてみたらとてもいい温泉に出会えました。湯谷温泉のはづ別館はオススメです。
奥三河・湯谷温泉 はづ別館
住所: 愛知県新城市豊岡字滝上11-4
電話:0536-32-1211
公式サイト:奥三河・湯谷温泉 はづ別館(外部リンク)
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