【札幌市中央区】札幌駅南口タクシー乗り場でみられる日本ゲストの戸惑い。札幌駅ルール?を教えてあげて!
寒いので、できるだけ急いで乗りたい。
札幌駅南口のタクシー乗り場には、長い行列ができることがあります。しかし、とても寒いので、札幌市民は意識していませんが、ひとつの大きな特徴があると感じています。
それは、この弧を描いた乗り場にも関係していると思います。それを見ていきましょう。
乗り方の特徴。
簡単に行ってしまうと、弧を描いた乗り場のために、複数のタクシーが(大体3台)が並べられるようになっていて、複数の人(グループ)が同時に乗れる設計になっている、ということです。
つまり、先頭に並んだタクシーに列の最初の人が乗るのと共に、2番目の人が次のタクシーに乗るといういうような、同時さばきが存在します。昼に誘導スタッフの方が立っている時も、同様に臨機応変に対応されています。
寒いですから、できるだけ待ちは少なくしたい。言われてみると当たり前と思うかもしれませんが、そうでもありません、地域によっては。
この件の北海道ルールに馴染まないのは、実は日本人ゲスト?
ずっと観察していると、とにかく列の先頭で待って、タクシーがそこに来るまで待っているのは、インバウンドゲストではなく、日本の道外から来ただろうゲストに多い、ということがわかります。
確かに順番を守るために待つのがマナーとして良いのかも知れませんが、それをやってしまうと、次がつかえてしまいます。
実はこの写真には、私がたまらなく「その後ろのタクシーに乗れますよー」と声をかけて、ええ?とびっくりした顔を見せた方の後ろ姿が写っています。その方は「先頭でここにタクシーが来るまで待たなくても良いんですか?」と聞いたので、「はい大丈夫です」とお伝えすると、後ろ(この時は3台目)のタクシーに移動されました。もちろんタクシーは問題なくその方を乗せます。
お使いの言葉から察するに、かなり西日本の方から来られた方だなと思いました。
もちろん札幌市民にはそんなことは当たり前なので、基本的にはタクシー乗り場の先頭までは進まず、1台目から2.3台目まで、どこに乗ってもいいような位置で先頭の方が待っていることが多いようです。
実は数日前、同じくキャリーを持った本州からの観光客に対してアメリカ英語の方が、それに乗れます、と2台目のタクシーをゼスチャー付きで示すと、えええっと反応していました。
確かに、1台1台定位置で待ってタクシーに乗る、というのが日本の(特に道徳教育が盛んな地域の?)マナーかも知れませんが、それよりもできるだけ自分が早くタクシーに乗り込むことが、寒空の下、後ろの人をできるだけ待たせないというマナーになる、そう思います。それが暗黙の北海道ルールかなあと。
これからも気づいた時には声をかけて行こうかなと思います!
★札幌駅南口タクシー乗り場★
場所: 札幌市中央区北5西3