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浦和レッズが埼スタでヴォルティス徳島を破って3連勝(さいたま市)

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

さいたま市緑区にある、埼玉スタジアム2002にて、明治安田生命J1リーグ第9節、浦和レッズ対ヴォルティス徳島が行われた。

浦和レッズは鹿島アントラーズ、清水エスパルスに連勝。ヴォルティス徳島も3連勝で、この試合に乗り込んできており、連勝しているチーム同士の対戦となった。

また今季、浦和レッズを指揮するリカルド・ロドリゲス監督は2017年から4シーズン、ヴォルティス徳島を指揮して、徳島を昨年J1昇格に導き、浦和レッズにやってきた。この試合はリカルド・ロドリゲス監督にとっては古巣との対戦となった。

試合は、リカルドサッカーの成熟度合い、経験も上回る徳島が主導権を握り続ける。最初の決定機は徳島。33分に高い位置でボールを奪い、ショートカウンターになると、FW宮代大聖が決定的なシュートを放つも、GK西川周作がビックセーブでゴールを守り、浦和は事なきを得た。

日本代表に3年ぶりに選出された西川周作選手は「これが勝ち点1か3なのか、最悪0なのかということに繋がってくるポイントになってくると思うので、90分間通して、あのセーブがあったから勝ち点3取れたという試合をこれからも多くやっていきたいと思います」と、この試合の流れを大きく変えるプレーを振り返った。

前半終わり間際に、浦和も流れを掴み、浦和も42分にDF西大伍のクロスをFW武藤雄樹がヘディングシュートを放つがゴールポストに当たり、ゴールならず。45分には明本考浩が左足を振りぬいたシュートを放つも徳島のGK上福元直人が好セーブ。前半は0-0で折り返した。

後半、お互い見合う展開となるが、浦和がついに試合を動かす。59分、ショートコーナーを山中亮輔がピンポイントのクロスを関根貴大に合わせてヘディングシュート。これが決まり浦和が先制した。

関根貴大選手は「監督も古巣相手に勝ちたかっただろうなという想いもあったので、勝利を届けたいなという想いで一緒に喜びました」と今季初ゴールを喜んだ。

徳島もメンバーを替えて流れを掴もうと試みるが、浦和のディフェンスを最後まで崩せず、浦和が虎の子の一点を守りきって、勝利。

試合後、リカルド・ロドリゲス監督は「この試合は、細かい部分が物を言う試合になると思っていたので、その部分がしっかりと出来て、徳島に対してしっかりと勝つことが出来たと思います」と振り返った。

浦和は試合内容では苦しめられるも、選手のクオリティーの差が出るセットプレイからのチャンスを浦和が生かす勝負強さを見せて、3連勝となった。

浦和レッズは次節、4月18日(日)にアウェイ大阪に乗り込んで、セレッソ大阪と戦う。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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