ボールペンのインクって不思議!ペンを逆さまにしてもこぼれてこない理由を解説します
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
子供の頃から身近にあってよく使っているボールペン。僕の家にはBicというメーカーのボールペンがたくさん買い置きしてあって自由に使わせてもらっていました。それで字や絵を描いたり、分解してみたり、投げて遊んだりやりたい放題の幼少期でした。
しかしこの量産品のボールペンは品質は悪かったです。100本でいくらみたいな安売り店で両親が買ってきたものだと思うのですが、3本に1本くらいはインクが出なくて書けないモノが混じっていました。今の時代では信じられないような事態です。驚くでしょう?
そんな幼少期からずっと心に秘めていた素朴な疑問。どうしてボールペンのインクは逆さまにしても流れ出てこないのでしょうか?普通なら、どろっとした感じで反対側から流れ出てくるはずなのに、ボールペンのインクはびくともしませんでした。今日はこの秘密に迫ります。
結論から言ってしまうと、逆さまにしても流れ出てきません。
ボールペンのインクが入っているリフィルは細いですし、そもそもインクには相応の粘度を持たせてあるので空気との入替交換現象が発生せず流れ出てこないのです。今、インクがある場所に空気が入るくらいの粘度でないとインクは出てこないのです。
ゼリーを逆さまにしても落ちてこないのと同じですね。
こういう様々な英知の積み重ねによって、文房具は歴史を作り、そして進化しているのです。ご理解いただけましたか?では!