名古屋市で宇宙開発が身近に!「Space Approach EXPO」がメッセナゴヤ2024で開催
日本最大級のビジネス交流展示会「メッセナゴヤ2024」のリアル展示会が名古屋市・ポートメッセなごやにて11月1日まで開催です。(入場料無料)
そして、メッセナゴヤ2024にて、宇宙の研究開発に焦点を当てた特別展示「Space Approach EXPO」を開催しています。
ロケットや衛星、環境や建築、素材開発等、宇宙産業に関わる幅広い分野、様々な業種・業態の企業・団体が一堂に集結し、最新の宇宙産業の取り組みを発信。
宇宙開発を体験・体感でき、宇宙を身近に感じる様々な企業・団体が出展しております。
名古屋大学
名古屋大学のブースでは、同大学での研究を中心に紹介しておりました。
また、実際に50kg級の超小型衛星や中性子ガンマ線観測装置などを見ることができます。
NASAでのキャリアもある日本の宇宙開発の先駆者である工学博士の田中秀孝さんがブースを紹介してくださいました。
「宇宙開発は、宇宙だけではなく、地球の発展にもつながる」というメッセージが印象的でした。
宇宙に関する研究開発が、その技術などを通して、自分たちの生活にも直結しているということをわかりやすく説明していただきました。
同大学では、年2回「民間における宇宙利用2週間短期集中コース」を実施。
人工衛星やデータを用いた宇宙利用に興味のある、学部生・大学院生、社会人を対象に受講料無料で実施しています。
民間で宇宙開発をしたい、興味があるという方はぜひチェックしてみてください。
株式会社Elevation Space
株式会社Elevation Spaceのブースでは、宇宙環境利用・回収プラットフォームに関する技術が紹介されていました。
同社は小型人工衛星製造等をしており、株式会社ユーグレナなど、企業の宇宙空間での実験を支援しています。
また、大気圏再突入・回収においては、JAXAと連携し、世界的に高い信頼性を誇る技術力を有しており、日本の数多くの再突入・回収プロジェクトをリードしています。
名古屋では「名古屋宇宙会」という、すでに宇宙参入を果たしている企業から、今まさに宇宙参入を検討している企業まで、民間企業を集めて交流と学びの場を提供するコミュニティが開催中。
清水建設株式会社
清水建設株式会社の宇宙開発部ブースでは、宇宙輸送事業、衛星データ活用事業、月開発利用の研究開発に関する研究成果が紹介されていました。
月の砂を再現した「月の模擬砂」を通して月面開発する際の課題や研究状況など、同社の宇宙開発の様々な取り組みを詳しく聞くことができました。
同社では1987年に宇宙開発室が発足。
以来、「総合宇宙企業」を目指し、宇宙インフラの構築のために、長期的な視野で宇宙に関わる研究開発を続けています。
KDDI株式会社
KDDI株式会社のブースでは、宇宙空間を活用した実験環境、有識者による知識の共有、参画企業とのオープンイノベーションなどを行うスタートアップと事業会社による宇宙共創プログラムを紹介。
宇宙事業は資金や知識等の問題から大きな参入障壁があると考えられていますが、それを支援する宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」を実施。
多様なアセットにより宇宙事業の参入障壁を下げ、その先で地球課題の解決を目指しています。
その他にも宇宙開発に関わる企業・団体が多数出展。
「Space Approach EXPO」で、宇宙開発の今を知ることができ、その一端を実際に体感することができます。
宇宙を身近に感じ、イノベーションを体験できる特別な機会です。
メッセナゴヤ2024で、ぜひ未来の宇宙開発の可能性を体感してみてはいかがですか?
詳細は公式サイト(メッセナゴヤ公式サイト)からご確認いただけます。
【イベント情報】
日本最大級異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」
会期:2024年10月30日(水)〜11月1日(金)
開場時間:午前10時〜午後5時
会場:ポートメッセなごや 第1展示館(名古屋港金城ふ頭)
(〒455-0848 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3丁目2−1)
オンライン開催:2024年10月15日(水)10時〜11月29日(金)17時
入場料:無料
公式サイト「メッセナゴヤ2024」
主催:メッセナゴヤ実行委員会
(構成団体)愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所
後援:中部経済産業局、一般財団法人地球産業文化研究所
協力:中部経済新聞社、中日新聞社