最近のUSB充電器は小さくなり、軽くなり、出力W数が増している。使い勝手は年々よくなっている。

しかしUSB充電器にはちょっとした弱点がある。搭載ポートはUSBオンリーのため、他のプラグ付きコードを接続できない。挿したいコンセント差込口が狭い場合、そもそも使うことができない。便利なんだけど……使えないシーンがたまにある。この「たまに使えない」シーンがある度に、ちょっとしたストレスが積もっていく。

CIOの「Polaris CUBE Built in CABLE」は、USB充電器の弱点を解消することに成功。本記事はメーカーより先行して提供してもらったサンプル品を使い、商品の魅力を紹介する。

「Polaris CUBE Built in CABLE」のココがイイ！

CIOの「Polaris CUBE Built in CABLE」は2つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポート、2つのAC差込口が内蔵された、わずか220gのUSBポート付き電源タップ。

気に入っているポイントは2つある。

1つは、最大67W出力のUSB-Cポート搭載。14インチMacBook Proであれば通常速度で充電できるため、USB-Cケーブルがあれば別途USB充電器を持ち運ぶ必要がない。どうしてもMacBook Proを高速充電したいのであれば、AC差込口に高出力USB充電器を取り付ける合わせ技もアリだろう。

もう1つは、絶妙な長さの電源ケーブル。55cmケーブルはカフェ席の手前にあるコンセントや新幹線の手すり部分にあるコンセントに挿して使いやすい長さだ。ケーブルを思いっきり伸ばしても戻すときの手間もなく、伸ばしたまま使っても周囲に迷惑がかかるほど場所を取ることもない。とにかく絶妙なのだ。

ケーブルはあれば便利だが、持ち運ぶ際にケーブルがぶら下がっているのは邪魔。そしてダサい。この点も「Polaris CUBE Built in CABLE」はしっかりと抑えている。

搭載されているAC差込口にプラグを差し込むことができる。ケーブルは本体側面にある溝に這わせておけば邪魔にならない。

電源タップとUSB充電器のいいとこ取りをした賢い製品

「Polaris CUBE Built in CABLE」は、電源タップとUSB充電器のいいとこ取りをした賢い製品だ。

必要十分な出力を持つUSB-C/Aポートを持ち、一般的なUSB充電器が苦手とする狭い位置にあるコンセントでも絶妙な長さのケーブルがあることで取り付けられる。備え付きのUSBポートで出力が足りなければ、2つのAC差込口を使って拡張できる。

「Polaris CUBE Built in CABLE」は「USB充電器の上位互換」と言っても過言ではな「いだろう。USB充電器や電源タップの購入を検討している人は、候補に入れてほしい。