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【南アルプス市】山岳観光の通過点と侮る事なかれ!芦安は魅力的で美味しいもの沢山あります!

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

取材日の天気予報は雨でした。梅雨のそんな日は、出かけることなく自宅で過ごす方も多いと思います。また晴れれば晴れたで、蒸し暑く出かける気も食欲も失せ気味。どちらにせよ、せっかくの休みが勿体無いと思われる方、近場で狙い目のお店をご紹介します。

県道12号韮崎南アルプス中央線の芦安入口交差点。ここの写真も撮り溜めておけば楽か?というくらいよく通ります(笑)今回も芦安に向かうので左折します。

市営芦安駐車場
市営芦安駐車場

県道20号南アルプス街道を、急坂&やや狭い道に注意しながら「芦安山岳館」の案内を目印に進みます。今回の目的地は芦安山岳館のすぐ下にある「南アルプス温泉ロッジ・白峰会館」です。荒天予報だったので、週末の割に駐車車両が少ないですね。

市営芦安駐車場の向かいに施設はあります。手前の敷地内は、甲府駅〜広河原方面のバスターミナルになっています。ただ今回は、南アルプス登山の通過点としての芦安ではなく、芦安という地域を積極的に楽しむためのご紹介です。

昼の部の営業が10時半からと比較的早いので、筆者のように朝昼食が一緒になる者にはとても有難い。また、登山者向けに4時から5時半までの早朝営業もあります。温泉施設も併設してあります。

メニュー色々
メニュー色々

以前に訪れた時よりもポップな印象になっていました。旧広河原山荘の人気メニュー「ベジタブルカレー」に決定!

お食事は先ずレジで注文および会計をします。番号札を渡されて席について待ちます。セルフサービスなので、お膳の受け取り・下膳は自分で行います。

お昼前がおすすめ。登山客が少ない時間帯が狙い目
お昼前がおすすめ。登山客が少ない時間帯が狙い目

店内は白を基調として明るい雰囲気。テーブル席の他にもお座敷があります。働かれている皆さんは全員地域雇用の方だそうです。農業以外に就労環境の少ない地域では重要な働き口ですね。

さぁ、お楽しみのベジタブルカレー。彩り&盛り付けが食欲をそそります。南アルプス玄関口の広河原山荘は昨年リニューアルされましたが、こちらは旧広河原山荘の小屋番さん特製のカレーだそうです。以前山小屋で食べて、忘れられずまた食べたいという方には嬉しい情報。

ナスにレンコン、パプリカ、にんじん、オクラ、かぼちゃ、じゃがいも。特に素揚げされた野菜が最高。そして、丁寧に煮込まれた程よくスパイシーなルーと合わせて、筆者の好みにドストライクなカレーでした。クオリティ高い!また近いうちに食べに来ようと強く思った筆者です(笑)

大浴場はレジの横から奥に進みます
大浴場はレジの横から奥に進みます

前述しましたが、白峰会館には併設の温泉施設があります。別に登山帰りでなくても、ひと風呂浴びて湯上がりに食事なんてのも良さそうですね。

店内には山岳観光案内所も併設されています。

売店では登山用品の販売も。登山者には嬉しいサービスです。
売店では登山用品の販売も。登山者には嬉しいサービスです。

今までもこれからも、白峰会館利用者の中心は登山者であることに変わりはないと思います。ですが、今回いただいたカレーのクオリティの高さを考えると、それだけでは勿体無さすぎる。もっと広く色々な方々に利用していただきたいなと強く思った次第です。指定管理者の方とゆっくりお話しさせていただきましたが、バイタリティ溢れる方で持てる力を最大限注ぎ込んで運営されていることが、言葉の端端から窺えました。

白峰会館よりも下には「金山沢温泉」という温泉施設もあって、そちらの指定管理もされているとのことで、また次の機会に利用してレポートできればと思います。

芦安地区は何度も記事にしていますが、狭い山間の地域でありながら面白い事が沢山あって興味深いです。茹だるような真夏の市街地から標高900m弱の芦安地区に避暑もよし。櫛形山や御勅使川で遊んで自然を満喫するもよし。芦安山岳館で南アルプスの自然や歴史について学ぶもよし。楽しみ方は皆それぞれ。ただの山岳観光の中継地ではなく、芦安という地域自体を楽しんでいただければと思います。

【南アルプス温泉ロッジ・白峰会館】

場所:山梨県南アルプス市芦安芦倉1570

営業日・時間:市役所HP参照

電話:055-288-2321

市役所HP

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

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