【奈良市】無料なのに暮らしと文化を満喫できる!!百年たっても賑わい続ける町家をご案内
こんにちは、奈良を愛する地域情報発信者のモチです!
今回は百年の時を経っても多くの人に愛される町家、「奈良町にぎわいの家」を紹介させて頂きます。
奈良町にぎわいの家(以降にぎわいの家と称する)は、大正6年(1917)に建築された古美術商の町家を改修した施設です。
平成27年(2015)に当時の暮らしや文化を体感できる施設としてオープンしたので、奈良県民でも知らない方は多いかと思います。
先に結論から言ってしまうと、にぎわいの家は歴史、自然、娯楽の3つを無料で楽しむことができる最高の施設ということです!!
私が訪れた時は残念ながらイベントが行われていませんでしたが、本記事ではにぎわいの家の芸術的な建築物と自然を堪能して頂ければと思います。
にぎわいの家は近鉄奈良駅から徒歩11分、世界文化遺産の元興寺から徒歩2分のところにあります。
長い前置はこれくらいにして、早速にぎわいの家の魅力を紹介していこうと思います!!
自然観を大切にした町家
にぎわいの家の総面積は398.77平方メートルと非常に広い建物です。
どんな施設があるのかを先に伝えさせて頂きます。
- 和室
- 店の間
- 茶室
- 蔵
- 通り庭
- 中庭
- 庭園
- 待合
数多くある建物の中で、主屋、待合、離れ、蔵は国の登録有形文化財に認定されてます。
施設に入ってすぐ目にするのは開放感がある通り庭です。
大正期のかまどを見事に復元しています。通り庭を抜けていくと、、、
趣きのある裏庭があり、季節によって様々な花が鑑賞できます。静かで風流のある縁側にいつまでもいたくなりました。
中庭と裏庭を眺められるくつろぎの和室(離れ)です。
中は見た目よりもかなり広くて、当時の日本の暮らしのイメージを想像させてくれました!!
そして、この離れから見渡せる中庭は圧巻の一言でした。
町家と自然が生み出す麗しい景色に言葉を失ってしまいました。町家の芸術的な建造物だけでなく、自然の景観も大きな光を放っていました。
紅葉には一足早かったですが、本格的な秋になれば絶景の紅葉スポットとなるのは間違いないでしょう。
自然と一体化した待合や、
中庭の通路など、奈良の自然を大切にしている町家だということがとても伝わってきました。
エレガントさに遊び心がある
にぎわいの家は華やかさの中にもしっかり遊び心を取り入れて、多くの人のハートをつかんでいます。
訪れた時は既に終わっていましたが、今年の9月24日(土)には、
- 「月の光」(ドビュッシー作曲)CD聞き比べコンサート
- にぎわい茶の湯遊び
- ろうそくの灯りとともに
を行っていました。
このような趣きのある部屋でお茶会や様々なイベントがあるなんてとても楽しそうですね!
次回訪れる時は、ちゃんと調べてから行こうと思います。
10月のにぎわいの家の催しは下記が予定されているので、都合の合う方は是非参加してみましょう!
- 10月1日、10月2日:書道体験
- 10月4日:水墨画体験
- 10月8日~10日:アートツアー/植木鉢絵付け
- 10月11日:絵手紙体験
- 10月15日:町家ばなし
- 10月16日:わらべうたフェスタ
- 10月22日:やさしい短歌
- 10月23日:なら七口巡り話
- 10月25日:茶の湯遊び
- 10月28日:蓄音機体験
- 10月30日:ビギナーさんの着物講座
また、10月3日~22日までにぎわいの家で「まるごと美術館」を行う予定があります。
店の間であるつし二階から、
情緒漂う茶室、座敷、離れ、
蔵にまで、館内全体がアートにあふれかえります!!
老若男女問わず楽しめるイベントなので、興味のある方は「まるごと美術館」の期間中に足を運んでみましょう。
詳細についてはにぎわいの家イベント情報よりご確認下さい。
この広大で素敵な町家を無料で体験できて、さらに多くの人に楽しんでもらうための大盤振る舞いはまさに奈良県ならではのふところの大きさだと思いました。
歴史、自然、娯楽、どれもすべてコストパフォーマンス抜群の町家でエレガントな時間を過ごしてはみませんか?