年末年始、外出先でお昼寝が心配!夜泣きを防ぐリカバリー方法とは【専門家解説】
来る年末年始。お出かけが増えるご家庭も多いでしょう。
特に小さいお子さんをお連れの方は、外出中に思うようにお昼寝ができないのでは?とドキドキしてしまうこともあるかもしれません。
お昼寝がうまく取れないとぐずってしまいやすくもなりますし、夜泣きをしてしまう可能性も高まるので、ママやパパにとっては大事なことですよね。
今回ご紹介するリカバリー方法を知っていれば、たとえ赤ちゃんが外出先でお昼寝できなかったとしても、「後でこうすればいい!」と判断できるので外出のハードルを下げることができるのではないかと思います。
ぜひこの年末年始、やってみてほしい方法を解説します。
お昼寝が足りないとどうなる?
そもそもお昼寝が足りないとどうなるかというと、
- 夜泣き
- 早朝起き
- 寝ぐずり
といったねんねのトラブルにつながります。
赤ちゃんは長時間起きることができないため、お昼寝をしないと疲れが溜まってしまいます。お昼寝できなかった場合、疲れが溜まりすぎてしまい脳がパニックを起こし寝ぐずりしたり、夜泣き・早朝起きを引き起こすのです。
極論、そのような困ったことが起こらないのであれば、外出でお昼寝できなかったとしても夜ぐっすり寝てくれれば問題ありません。
また、睡眠時間は1日ごとで考えるのではなく、1週間単位でバランスが取れているか、疲れが解消できているかで考えてください。今日は睡眠時間が何時間足りなかった…など1日ごとに評価する必要はありません。
という前提はありますが、ねんねのトラブルはなるべく避けたいものですよね。
ぜひ外出先でうまく眠れなかったときのリカバリー方法を知っておいていただきたいと思います。
リカバリーとは何を指すかというと、「夕方に少し寝かせてあげる」ということです。リカバリーが必要かどうかの判断基準は次の項目で解説します。
リカバリーが必要な基準
リカバリーが必要かどうかの基準は、
- 機嫌が良いかどうか
- 活動時間
の2つに注目してみてください。
①機嫌が良いかどうか
まず機嫌が良ければ起きていても問題ありません。夜は早めに寝かせてあげましょう。
もし疲れすぎて興奮しているのであれば、リカバリーとして寝かせることをおすすめします。
②活動時間
興奮しているのかどうかの判断が難しい場合は、活動時間(子どもが元気に起きていられる時間の目安)を確認してみてください。
活動時間が倍になっている、活動時間が5時間の子が8時間起きている、などであればお子さまにもよりますが疲れていると思いますので休息を取らせてあげましょう。
夜泣き、早朝起き、寝ぐずりをするかどうかもポイントになります。
もしそのようなトラブルが起こりそうであれば、次の項目で紹介するリカバリー方法を使って寝かせることをおすすめします。
どうやってリカバリーすればいい?
①帰ってきてから夕寝
1番の方法は「外出先から帰ってきてから夕寝」です。抱っこ紐、おんぶ、授乳などどのような方法で寝かしつけても構いません。夕寝で休息を入れると、整った状態で夜を迎えることができます。
夕寝の目安は30分です。生後5ヶ月くらいまでは1時間ほど寝かせることもありますが、 可能であれば生後6ヶ月以降は30分を基準にしてください。
2時間しっかり寝てしまうと、早朝起きにつながる可能性がありますのでなるべく避けましょう。
②出かける前に寝かせていく
厳密にいえばリカバリーではなく予防です。外出が午後からであれば午前中にしっかり寝かせてあげましょう。
それでも疲れているようなら夕方も寝かせてあげてくださいね。
③普段より回数を増やして昼寝を分ける
普段お昼寝が1回の子でも、外出して30分しか寝られずこのままだとかなり眠い…という状態のときは帰宅後に夕寝でリカバリーしてあげましょう。
この3つの方法を使って、疲れすぎない状態で夜を迎えさせてあげることでねんねのトラブルを防ぐことができますよ。
おわりに
「帰ってから寝かせればいいや」「抱っこでも授乳でも、どんな方法でも寝かせていいんだ」と知っておくことで、外出先で「寝かせなきゃ!」と焦らずに済みますよね。ぜひ今回ご紹介したリカバリー法を使ってお出かけを楽しんでいただきたいと思います。
そもそも外出先でうまく寝るためには?ということについてはこちらのYouTube動画で解説していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。